劇場公開日 1950年11月14日

「そんな時が来ませぬように」頭上の敵機 カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5そんな時が来ませぬように

2021年5月17日
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怖い

知的

今は日本はいちおう平和ではあるが戦争にでもなったらどうなってしまうのだろうか
無宗教者ばかりで自国愛も薄く身近な者すらも命をかけて守ると言うような気合いも見えない
そう、どっぷりと平和につかって手足を伸ばして暮らしているのだ
この作品に出てくる言葉にこんなものがある

「最大限の努力」
使う側からすればとても都合のいい言葉だ
言われた方はたまらない、具体的な目標も何もあったものではないのだから
ましてや戦時中ならどんどん過酷になっていってしまう
太平洋戦争の日本もそうだった、ベトナム戦争でもアメリカは経験している
どん底まで行った兵士達に上の人はまだこんな事を言うのだ
最大限の努力をしろ、最大限の努力が足りないと

人には本人すら分からない力があるのはわかる、いざと言うときにその能力は発揮されるだろうけど出来れば戦争とは無関係なところで発揮したいものです
美しいストーリーに描いても所詮は人殺しの延長なのだからやっぱり戦争が無い方がいいものです

カルヴェロ