スケアクロウのレビュー・感想・評価
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切なくも微笑ましい男達の旅
スケアクロウとはカカシのことであり、アルパチーノの演じるライオンは「カラスはカカシを笑っているんだ。だからカラスは畑を襲わないんだ。」と語る。相棒のジーンハックマン演じるマックスは頭に血が昇りやすい性格で、いつもいざこざを起こす。そんなマックスにライオンは「お前もカカシになるんだ。」と言うがマックスは変われるのか?
男二人組の素晴らしい青春映画です。
スケアクロウ
何年ぶりかで見たけど、こんなジーン・ハックマン、やっぱりこの映画の中でしかお目にかかれない。マックス。心から愛すべきキャラクターだ。男の友情映画っていえば簡単だけど、やっぱり深い。不器用で熱い友への思いに、心の中で嗚咽が漏れる。こんな映画、今の時代じゃ二度と作れないだろうな。
フライパンと往復切符
フレンチーが料理の途中で庭に出てくる前、フライパンの油に火が入りそうで冷や冷やした。このあと火事に絶対なると思ったのだが。
ラストはマックスがやはり「抜けている」ことを示すユーモアで終わって良かった。大金を受け取りに行くのだから、往復の切符に金が不足するからといって慌てる必要もないのだ。それをわざわざブーツの底に忍ばせたなけなしの十ドル札を取り出すなんて。
これが「最後の一本のマッチ」への返礼なのは言うまでもなく、マックスのそうした義理堅い性格に加えて、どこか抜けているところも一つのシーンによって表している。
素晴らしいシナリオだ。
二人の名優を見るロードムービー。 ジーン・ハックマン、迫力あります...
二人の名優を見るロードムービー。
ジーン・ハックマン、迫力あります。ほんとヤバイ奴に見えます。
に比してアル・パチーノ、やや押され気味か。と思ったら、ラスト、持っていってしまいました。
この競演、引き分け、って感じ。
アル・パチーノの子ども役、ほんとそっくりで笑えました。
アメリカの刑務所では、必ず男にヤラレるのでしょうか?
どうでもの感想二つでした(笑)
ライオン万歳!
A・パチーノのコミカルな愛嬌とG・ハックマンの豪快で偉そうな感じが最高。
一体、何枚服を着てんだよ!?って異常な寒がりで可愛く思える一面も持ち合わせて何気にライオンを見守り気に掛ける優しさにラストの悲しさ。
ブーツの底からナイフでのドル札も渋い。
ボッコボコに殴られ酷い顔に変形してしまうライオンの姿には目を覆ってしまう残酷さ。
序盤からライオンを毛嫌いするマックスだが最後にはライオンの存在が絶対的になり寂しそうな弱々しいマックスの姿に哀愁漂う。
人間臭さがいい映画
テレビを観てたらこの映画が始まり、
なんとなく気になって最後まで観ました。
主演2人のことは知らなかったので、
ほんとに何気なく観ていました。
アル・パチーノという名前は聞いたことあったけど。
何度かクスクスと笑ったり、
2人のおかしな行動に
突っ込んだりしながら観てました(笑)
ケンカしたりしながらも、
お互いを気にかけていて
いいコンビだな〜と思っていたのに。
最後はとても悲しくなりました。
マックスがライオンに必死に呼びかけるシーンでは
涙が出そうになりました。
ライオンが、悲しみを乗り越えて
ハッピーエンドになったと信じたいです。
スケアクロウ
思ってたより中盤過ぎぐらいまでは笑える感じで、アルパチーノの言っていたスケアクロウ(人を怒らせずに笑わせる)みたいな生き方もアリかなと思わせるのだが、その彼も終盤の大事な場面では妻に茶化すのはやめろと言われ、それでは人とうまく生きていけないことを示しているのが良かった。大抵の映画はこういう生き方がいいと示すが、答えを極端にこうだと提示しないとこがこの映画のいいところだと思う。
ただ刑務所に入れられた時点であんなに言われ続けたアルパチーノが、ジョークを飛ばそうがずっとジーンハックマンに気をかけていたのはかっこよかった。
消化不良に感じる人も多いと思うが、最後のシーンで往復切符を買っていたことから結末としてはそういうことなんじゃないかと思う。
桃源郷
かれこれ 10年振りに観たが、やはり本作の Gene Hackman は頗る(スコブル)良いっっ!!
こんな表情の Gene Hackman て他にも有るんですか??
(↑有るなら是非とも教えて下さいっっ!!)
あの丸眼鏡が肝やと思うのは私だけ!?
そして勿の論っ、如何にも“演技を楽しんでいる”如く瑞々しい Al Pacino も秀逸♪♪
無骨で手が早く(←女も喧嘩も/笑)寒がりな(笑) Hackmanと、自らの細やかな悲しみを覆い隠す様に垣根なく周りに笑いを振り撒く Pacino。
そんな二人が流れるままに仕事の相棒となる約束を交わして America を横断する。
何とも 洗 練 さ れ て な い 感じが堪らないでは ないか!!
この先、益々 更なる洗練された世界(堅苦しい、とも言う)へと進むで あろう我々に とって、最後の utopia なのかも知れない。。。
不器用な男二人のロードムービー
ゴツくて、長身でまだ髪の豊富な暴れん坊で
味方が居ない孤独なジーン・ハックマンと
背が低くてお調子者で皆から好かれる
アル・パチーノがコンビを組むロードムービー。
私が観た映画で、こういうおちゃらけたアル・パチーノは
珍しいのですが、尚且つ繊細で微妙な役を演じています。
まさしく天才を感じさせます。
不満はラストシーン。
えーって感じで消化不良ですが
それ以外はいい作品です。
続編作るつもりだったのかな?
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