「フライパンと往復切符」スケアクロウ よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
フライパンと往復切符
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フレンチーが料理の途中で庭に出てくる前、フライパンの油に火が入りそうで冷や冷やした。このあと火事に絶対なると思ったのだが。
ラストはマックスがやはり「抜けている」ことを示すユーモアで終わって良かった。大金を受け取りに行くのだから、往復の切符に金が不足するからといって慌てる必要もないのだ。それをわざわざブーツの底に忍ばせたなけなしの十ドル札を取り出すなんて。
これが「最後の一本のマッチ」への返礼なのは言うまでもなく、マックスのそうした義理堅い性格に加えて、どこか抜けているところも一つのシーンによって表している。
素晴らしいシナリオだ。
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