劇場公開日 2024年3月2日

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「好き嫌いが分かれる作家」ZOO(1985) naokiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0好き嫌いが分かれる作家

2025年5月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

学生時代、友達Aがピーター・グリナウェイのファンで「ZOO」のリバイバル上映があるたびに観に行ってました。Aはグリナウェイのレーザー・ディスクは、
この作品以外ほとんど持っておりました。
どういう訳か「ZOO」は長らく廃盤で、なかなかソフト化されませんでした。私はこの映画を観た事がなくイメージフォーラムという映像雑誌で腐乱した動物のショットが載っていたのが脳裏にこびりついております。今回リマスターで観る事ができました。まぁ悪趣味といえば、それまでなのですが彼が撮ると洗練された映像に生まれかわるのが不思議な作家です。マイケル・ナイマンの音楽も一役買っているような気がします。Lady In The Red Hat(赤い帽子の女)はマジいい👍
TV「料理の鉄人」の判定曲にも使われていたそうですね。
今回のグリナウェイ特集で「英国式庭園殺人事件」も観たかったのですが結局かないませんでした。
「ZOO」を見終わったあとグリナウェイのパンフレットを購入しました。
帰りの電車で劇場に居合わせ方を何組か見かけました。映画を観た満足感かニコニコされておりました。
グリナウェイは本当に不思議な作家です。
寡作のようでいて結構作品作っていますし。
竹取物語を題材にした映画も撮っています。
また特集上映をしてほしいです。

naoki