劇場公開日 1999年9月18日

「男女論」シンプル・プラン Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5男女論

2021年5月22日
iPhoneアプリから投稿

いろいろ抜けたばかな男共。なぜそんなに軽々しく妻に話を振るのかとイラッとしたら、正論の舌も乾かないうちに、トーンは変えずに豹変したことを語りはじめる妻。バーで酔ったルーに絡まれずに済んだ女性とやっぱり絡まれる男性。ルーの嫁が語る殺傷力ある極上の嫌味。吹っ飛ぶ前にピストルで暗闇から撃ち返すとはしたたか。「もしも…」的な話にかこつけて男女論をぶちまける。
そんな頭の回転を得るために勉強してきたのか?と思える弟と、愚鈍に見えて時に鋭い切り返しでギョッとさせる兄。学歴論にも踏み込む。虚実入り乱れるルーの家でのサスペンスなやりとり、ビリーボブソーントンの名演がひかる。

Kj