シンドラーのリストのレビュー・感想・評価
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小学生の頃に鑑賞したけど、強烈に覚えている
そのシーンは「この指輪一つでもっと多くのユダヤ人を救えたハズ…」と主人公が過去を振り返って吐露するシーン。
鑑賞から20年以上経っているのに、子供の頃に観たのに、断片的とは言えこんなに鮮明に記憶しているものかと思うだけでも、この映画の持つ力を感じずにいられない。
他にも、虐殺から逃れるために子供が肥溜に隠れるシーンも鮮明に覚えている。子供心に相当衝撃だったのだろう。
ナチスによるユダヤ人迫害の悲惨さ冷酷さにしばらく重たい気持ちを抱えた記憶があるが、今になって思うと、この映画を観せようと思った母もスゴイ。
大人になった今、改めて観てみたいと思う映画。
ババアがタイピングしだしたときの
ニーソンの態度に草生える
モノクロ時代のモノクロ映画とカラー時代のモノクロ映画とでは全然雰囲気が違う
画質の影響もあるけど「あえてモノクロで作ってます!」っていう意図があるからか、かなりリアルな映像になってて、見てるうちにモノクロだってことを忘れる。
本編より淡々と話す体験者インタビューの方が訴えかけるものがある。ハッピーエンドの裏にはその何千倍もの悲惨な死がある。
改心
金儲け、女、朝からスナイパーで人を打つ。この男が最終的には無一文になるまで見ず知らずの人々を助ける。
それを描くにはこれだけの時間が長いとは言えないだろう。
軍人のご機嫌取りをし、なんとかユダヤ人を助ける姿は歯がゆい
ユダヤ人虐殺の問題を最もよく描けている作品だ。
世界で何が起ったか忘れないために
すでに何回か見てきた作品ですが、夏に最近戦争の特集もテレビでは減ってしまい、過去の人類の歴史で一体何が起ったかを忘れないために見ました。
NHK の映像の世紀の方が個人的には衝撃がありましたが、こちらの映画でも当時のナチスドイツ下のユダヤ人の迫害の様子がよく分かります。最終的にシンドラーに助けるられるという少し心の余裕をもって見られましたが(他いろいろ歴史ものを見たからかもしれませんが)、生死を問わず犠牲になった方々を思うと人の命について考えさせられます。
重い、暗い、悲しい、でも目をそらしてはいけない
アウシュビッツに関する本を読んでいたので、
なおさら、この映画の背景にある事実が重く、
悲しくのしかかってきました。
シンドラーのリスト
シンドラーのユダヤ人
人間として、いろいろなことを考えさせられました。
戦争と人間性
きっとこの内容を忠実に表現するには195分でも足りなかったと思う。
重苦しいテーマでありながらユーモアも交えずにここまで観ている人を引き込む映画はなかなか無い。
自身のルーツであるユダヤ人を描きこの作品でスピルバーグは、娯楽映画だけで無いことを証明した。
紛れもない偉人であるシンドラーを欠点も持っている一人の人間として描き、悪役も人間性に溢れた悪役として描き、戦争が人をどれだけ狂気にするかを訴えている。
1200人しか救うことが出来なかったと嘆くシンドラーの姿を忘れることは出来ないし、
朝起きてから目覚まし代わりにユダヤ人を撃ち殺したゲートの姿も忘れることは出来ない。
人は、誰もが偉人にも殺人者にもなりうることを教えてくれる作品。
ただ泣ける・・・それだけです
本作を観るのはこれが三回目です。
でも、今回が一番泣けました。
悪事を働いていた主人公シンドラーが結果的に善の行いをしていた、というスピルバーグ監督の解釈のおかげで、本作は過剰にセンチメンタルにならなかったのだと思います。
スピルバーグ自身は、この映画を撮っている間ずっとストイックになっていたと思います。ノンフィクションという虚構の世界を、あくまで私情を入れずに冷静に描いたから、この作品の魂が虚構を超えて観客の胸にリアルに伝わったのだと思います。
改めて思ったのが、スピルバーグの映像感覚はすごいということ。なんというか、映像の線に知性の結晶みたいなものを感じます。映像だけで、ここまで感性を刺激する監督さんは、現役の監督さんの中で他にいるのでしょうか。尊敬してしまいます。今回、改めてあのエンディングを観て、個人的な迷いがふっきれました。
それにしても600万人のユダヤ人が虐殺されたなんて、想像力のキャパを超えすぎていて、何も考えられません。
時代の力は凄まじく、人は簡単に変わるもの。わたくし自身ですら、あの時代あの国にドイツ人として生まれていたら同じことをしていたかもしれません。倫理が必要とされるのは、まさしくこの次元だと思いました。
ナチスによるユダヤ人の迫害
かなりの長編作品ですがシンドラーの目線からナチスドイツによるユダヤ人の迫害をとらえていてナチスが何をしてきたかというのがよくわかります。
シンドラーはドイツ人ですがユダヤ人も自分と同じ人間だと強く思い約1100人もの人たちをユダヤ人を雇って稼いだお金で助けます。その行動はとても危険で彼はドイツ人でありながらユダヤ人を助けた数少ない人物だと思います。
無抵抗の一般人をただユダヤ人というだけで殺す、こんなにも悲しい歴史は他にないでしょう。この大掛かりな迫害をみればドイツが戦争に負けたのは理解できるしヒトラーは何故そこまでユダヤ人の迫害に拘ったのか理解に苦しみます。
10年やそこらで何の罪もない600万人のユダヤ人を殺すなんて...ただ涙が出るだけですよね。
この映画はヒトラーやナチスを直接批判する内容ではないですがこの真実を目にすればヒトラーの異常さを感じずにはいられません。
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