劇場公開日 1994年2月26日

「シンドラーの賛否よりも、、、」シンドラーのリスト 零式五十二型さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0シンドラーの賛否よりも、、、

2021年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

いつかは観なければと思いつつ、やっと鑑賞の機会を作れた。

ドイツ人のシンドラーがユダヤ人を使って軍需産業で一儲け。
最後にはユダヤ人を助けるために一役買って素晴らしい行いだと。
この賛否は難しすぎる。
劇中シンドラーのセリフにユダヤ人を罵倒するようなところもあれば、SS達には擁護するというか自分の利用価値のために必死になるところもあり、こんな立ち回りの上手いやり手は気に食わない。
当時を生き抜くためと言えばそれまでかもしれない。

本作監督のスティーブンスピルバーグはまさにユダヤ系アメリカ人。
彼の初期にリリースされた「激突」
これはひたすら大型トレーラーから小型の車が逃げる緊張しっぱなしの映画。
この作品の事を聞かれたスピルバーグはこう答えてた。
大型トレーラーは大きな力。
小型の車はユダヤ人だと。
ユダヤ系の人たちは決して忘れない。
大きな力に追い詰められ続けた歴史を。しかし最後には勝利する。
小さな力でも結集したり、知恵を出せば勝てるのだと。
そんな原点を伝えたい。
監督作品としてスターウォーズもジョーズそう置き換えるとそう見ることが出来る。

ドイツ、ポーランドが舞台の映画なのに英語で話しが進むのは仕方がないか。。。

零式五二型