白と黒のナイフのレビュー・感想・評価
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華がない
主人公の女弁護士は子供が二人いるのに依頼人と肉体関係を持った上に、それを悪びれもせず「ママは恋をしているのよ」みたいな感じで子供に話すような非常に母としても女としても弁護士としてもうまくやりたい非常に欲張りなタイプで、苦手だなと思った。しかもお色気シーンがあるけどけっこうおばさんで、登場人物全体が中高年で、落ち着いて欲しいと思った。その辺を走ってくればいい。
本作がもしかすると真犯人のわからない法廷もののはしりなのかな
総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 65
法廷ものとしてそれなりに面白いのだが、途中で弁護士と被告が恋愛してしまうのはいかがなものか。それがなければもっと引き込まれていたと思うのだが、そこで少し安っぽくなってしまった。もっとも被告人は人を動かす天才だそうだから、これも弁護士を完全に味方にするための彼の作戦のうちということではあるのだろう。被告人の能力の高さを示すためのものであり、単純に恋愛事を入れて観客受けを狙ったのではなさそうだ。「真実の行方」「理由」など今となっては似たような作品もいくつかあるが、早くにこのような物語を作り上げたという点での評価も出来る。
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