劇場公開日 1986年1月25日

「本作がもしかすると真犯人のわからない法廷もののはしりなのかな」白と黒のナイフ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本作がもしかすると真犯人のわからない法廷もののはしりなのかな

2013年3月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

総合:75点
ストーリー: 70
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 75
音楽: 65

 法廷ものとしてそれなりに面白いのだが、途中で弁護士と被告が恋愛してしまうのはいかがなものか。それがなければもっと引き込まれていたと思うのだが、そこで少し安っぽくなってしまった。もっとも被告人は人を動かす天才だそうだから、これも弁護士を完全に味方にするための彼の作戦のうちということではあるのだろう。被告人の能力の高さを示すためのものであり、単純に恋愛事を入れて観客受けを狙ったのではなさそうだ。「真実の行方」「理由」など今となっては似たような作品もいくつかあるが、早くにこのような物語を作り上げたという点での評価も出来る。

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Cape God