白い恐怖のレビュー・感想・評価
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【”夢分析と夢判断、そして記憶を亡くした男が白い生地の上に付いた黒線を見て慄いた訳。”精神分析医の女医が恋に落ちた記憶喪失の男の無実を晴らすお話。】
ー 多くの人が、フロイトの「夢判断」を読んだ事があるであろう。今では一部批判もあるが、とても面白い著作である。-
■精神病治療院・緑の風の所長が更迭され、新たに就任したハンサムだが、何処か影があるエドワーズ所長。(グレゴリー・ペック)
女性精神分析医のコンスタンス(イングリッド・バーグマン)は彼に恋をするが、彼には白地の上の縞模様を見ると発作を起こす奇病があった。
ある日、自殺未遂の患者のもとに駆けつけたエドワーズ所長は、そのまま気絶してしまう。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤は、良く分からないままに鑑賞続行。
・だが、徐々にエドワーズ所長の真の姿がコンスタンスと彼女の師匠のアレックス所長により分かる過程は面白い。
ー アレックス所長が、剃刀を隠し持ったエドワーズ所長に白い牛乳を与えるシーンはカメラワークを含め、ドキドキする。-
・エドワーズ所長が実は、”ジョン・ブラウン”と言う男である事が徐々に分かる過程。
ー コンスタンスがそんな彼の姿を見て言った一言。”記憶を失っても、性格は変わりません。私は、この人が悪人とは思えないのです。” ウーム、イングリッド・バーグマンに言われたら、男冥利である・・。-
■その後、二転三転するストーリー展開も面白く、見応えるサスペンス作品であると思います。
印象に残った部分
自分が観ていて印象に残っている部分をピックアップしたいと思います。
話しは比較的退屈かもしれませんが、バーグマンの演技は終始助けたい気持ちが伝わり良かったです。精神分析って、夢から実際に解決できる確率がどのくらいか気になったりしました。
・ドア下の手紙を拾った人がカギになるかと思った→沢山の人が居たのにタイミングが遅いやろ! (苦笑)
・ホテルに探偵が雇われてるとは凄い→一流ホテル泊まらないので無知です
・お堅い仕事してる人ほど恋愛すると燃えるのか→勉強し過ぎの反動か
・腹部の右上部が痛む場合「胆嚢」「心臓病」「肺炎」の疑いがある→勉強になった
・タバコ吸いながらエレベーター出るとは...誰よ?
・スキーの映像→仕方ないことだけど隣にくっ付き過ぎ
・牛乳、銃のアップ→絶妙な間
ダリの世界観が印象的な作品
(精神)分析医コンスタンスをイングリッド・バーグマン、恋仲になるジョンをグレゴリー・ペック(「ローマ」と呟くシーンに思わずニヤリ。)が演じる。ハリウッド映画らしい美男美女の競演。
恋に揺れる女性をイングリッド・バーグマンが好演。
結末に意外性が無かった点が惜しまれる。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
愛ですね(*^^*)
「こんな気持ちにさせる人が、殺人犯人なんてありえない」
と、イングリットバーグマンの愛した人を想うセリフ。
キレイな顔立ちはもちろん、後ろ姿の美しいこと!ブラウスとスカート、黒いローヒールというシンプルな装いでも、美しいのだわ〜(*'▽'*)
スキーのシーンは、年代を感じさせますね。笑笑
グレゴリーペックも美男子なので、まさしく美男美女のハラハラありのうっとりできる映画でした!
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