ジョンとメリー
劇場公開日:1969年12月20日
解説
大都会の若い男女の愛の24時間を描いた作品。監督は「ブリット」のピーター・イエーツ。マーヴィン・ジョーンズの同名小説を脚色したのは「シャレード」の原作者ジョン・モーティマー、撮影は「レーチェルレーチェル」のゲイン・レシャー、音楽を「マッケンナの黄金」のクインシー・ジョーンズ、衣装は「ローズマリーの赤ちゃん」のアンシア・シルバートが担当。製作は「大反撃」のベン・カディッシュ。出演は「真夜中のカーボーイ」のダスティン・ホフマン、「秘密の儀式」のミア・ファロー、ほかに、マイケル・トーラン、サニー・グリフィン、スタンリー・ベック、タイン・デイリーなど。デラックスカラー、パナビジョン。1969年作品。
1969年製作/アメリカ
原題または英題:John and Mary
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1969年12月20日
ストーリー
大都会ニューヨークの朝。ジョン(ダスティン・ホフマン)とメリー(ミア・ファロー)は同じベッドで目をさました。昨夜、あるスナックで2人は初めて知りあったのだが、その後の記憶がお互いになかった。熱いシャワーをあびるメリー。朝食の支度をするジョン。2人はそれぞれに相手のことに気をくばりながら、朝の時間をすごすのだった。メリーが化粧している間に、ジョンは彼女のバックの中にあった中年の男の写真をみつけ、ちょっとやきもちをやいた。その写真の男は、メリーの以前の恋人のジェームズ(マイケル・トーラン)であった。彼女の心には、その恋の記憶がよみがえってきた。大学教授で妻子のある彼との、人目をしのんだ恋。でも、楽しかった日々。ぼんやりとそんな想い出にふけっているメリーを見て、ジョンは以前同棲していたファッション・モデルのルース(サニー・グリフィン)のことを考えた。しばらくして、2人は昼食をとった。そして、メリーはまた寝てしまった。いつしか雨が窓ガラスを打っていた。やがて別れの時間がきた。ジョンがメリーをひきとめる言葉を頭の中で考えているうちに、メリーは雨の中を去って行ってしまった。彼女が帰った後、ジョンはひどく後悔をし、あてもないまま、ニューヨークのここかしこを探しまわった。しかしどこにも彼女の姿は見つからなかった。疲れはてて部屋に帰ってきたジョン。だが、そこに待っていたのは、メリーの可愛い姿だった。顔を見合わせた2人は、はにかみながらも、お互いの心を了解しあった。そして、初めてお互いの名を告げるのだった。「ぼくはジョンだ」「私はメリーよ」
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピーター・イエーツ
- 脚本
- ジョン・モーティマー
- 原作
- マービン・ジョーンズ
- 製作
- ベン・カディッシュ
- 撮影
- ゲイン・レシャー
- 音楽
- クインシー・ジョーンズ
- 衣装デザイン
- アンシア・シルバート
受賞歴
第27回 ゴールデングローブ賞(1970年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | ダスティン・ホフマン |
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最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) | ミア・ファロー |
最優秀脚本賞 | ジョン・モーティマー |