ジョーズのレビュー・感想・評価
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海水浴に行くたびに思い出しそう
名作と名高いけど勇気を出して言えばイマイチだった。
確かに題材もよく、事件が起こりお偉いさんにイライラし、主人公達が立ち向かうという王道パニックの王道を作った作品かもしれない。
でも街の人々の描写が浅く甘いな、と感じたし、サメ退治に行ってからのテンポが悪いとも感じた。
スピルバーグ独特のカメラ配置は緊迫感出していてよかった。
これを基準にすると後続厳しい
やっぱりこれだよなぁ〜
☆久し振りに鑑賞☆
子供の頃は TVで“〇〇ロードショウ”とか、“〇〇洋画劇場”とか(笑)、TVの前で良く観てました。
恐らくその頃以来に観たかも知れません(笑)。
海という 人間にとっては不利な状況の中、忍び寄る黒い背ビレ…これは本当に恐ろしいし、何と言っても 楽曲がその恐怖を増幅させて、良く出来てる作品だと思う。
サメが来た!と思いきや…ただのイタズラじゃねーかと思わせておいての!…の“振り”も良いし(笑)。
それに、水面に薄っすら見えるサメの顔が何とも言えない。
っとは言っても、サメは好きなので 見てるだけでワクワクしました(笑)。
っていうか、海洋学者のフーパーがリチャード・ドレイファスだったって…初めて知りました!
小学生の頃、とても怖かった
☆☆☆☆★★ これぞポップコーンムービーにして、問答無用のサメパニ...
☆☆☆☆★★
これぞポップコーンムービーにして、問答無用のサメパニック映画の元祖。
でも当時はまだポップコーンはなかったんじゃなかろうか?
はっきりと憶えているのは、〝 あの 〟懐かしき《スピン》を食べながら観た想い出が。
私にとって『ジョーズ』は、《スピン》の味と共に記憶されているのであります( ˘ω˘ )
コロナ騒動の最中に鑑賞すると、なかなか皮肉に満ちた感覚を味わいながらではありますが…って事で原作は公開前に読了済み。
偉大なる映画の系譜は突然に訪れる。
ジョージ・A・ロメロが、必ずしも最初のゾンビ映画を製作したとは言えないのだろうが。『ナイト・オブ・ザ ・リビング・デッド』が、その後のゾンビ映画の隆盛の基になったのは明らかだと思う。
と同時に、やはりサメ映画の元祖にして最高傑作と言って間違いないのがこの『ジョーズ』であろうと…。
そんな偉大な映画として、もう1つ言わせて貰うと。【天才スピルバーグ】の名を高めた神ショットの連続と。ヒッチコックが『めまい』で効果的に使用したものの、歴史に埋もれかけていた名ショット(一瞬、血の気が引いた様な)を再び表舞台へと引き上げた功績。
【天才スピルバーグ】の神演出としてよく言われるのが、観客も同時にサメに襲われている感じを出す為に、カメラを海水ギリギリの位置に置く手法。
それはもうその通りなのですが。それ以上に、一連の流れの中で、観客に与えるハラハラドキドキ感の素晴らしさがある。
1つの例として挙げると。主要な3人が船に乗り、本格的にジョーズが登場する場面。
樽を使い、この樽がなかなか姿を現さない【敵】の目印となるのだけれど。あの有名となったジョン・ウィリアムズの曲と共に、黄色い樽そのものが「来るぞ!来るぞ!」と、観客の恐怖心を煽る。
それまで、饒舌だったロバート・ショーが。ジワリジワリと対決に向けて準備をする傍ら、陸では腕っぷしの強いロイ・シャイダーも、海では初心者ドライバーの様な立場。海の男に溶け込む為に慣れない縄と格闘し、やっと上手くいったその瞬間にゴングは鳴る。
この場面の流れの素晴らしさは、作品中でも群を抜いていると思う。その姿を現した《バケモノ》の恐ろしさを、その少ない登場場面でどれ程のモノか?を見せつけているだけに。滑る甲板を動くだけでも。その怖さが存分に伝わって来る。
更には、黄色い樽が疾走するその時に併せ。ジョン・ウィリアムズの音楽は。メインタイトルの影に隠れてしまっている感は否めないものの。その疾走感を最大限に発揮しており。今回観直した事で、その素晴らしさを再認識させてくれた。
個人的には、この後に1番好きな。大の大人が子供の様に《傷跡自慢》した後に訪れる、ロバート・ショーの原爆秘話も(真実かどうか?はどうあれ)晩年のロバート・ショーの中でも最高の演技だった。
ただ残念に感じた場面もまた1つ。
初見の時にビックリして椅子から腰が10㎝は浮き上がった、突然ジョーズが飛び出して来る場面。
当時は現在の様にネットもなく、予告編も現在の様に〝観てもいないのに観た気になる。ある意味で、予告編に出て来た映像を本編で確認するだけの鑑賞模様 〟になりかねない時代。しかし当時はそうではなかっただけに、多くの人があの瞬間に同じ様に飛び上がった筈だった。
だがその演出も。今ではホラー映画等では、当たり前の様に使われているだけに。実にアッサリとその場面は通過してしまった感じで…この事実は本当にショックだった。
ジョーズとの死闘は唐突気味に最後を迎える。
昨今の映画だと2の矢3の矢…と、「そこまでやるか!」とばかりの展開になるのだが、何ぶんにもこの時期にはまだそんな要素はなかった。
『キャリー』でサプライズエンディングのはしりとなるのは『ジョーズ』から数年後の事で。アクション映画に於ける《死んだと思った敵がもう一度襲って来る》元祖と言えるのが(個人的な考え)『マッドマックス2』で、更に数年後の事。
それだけに今改めて観ると、やや物足りなく感じでしまうのは致し方ないのだろう。
初見 松竹セントラル
2020年4月3日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン9
ジャージャン!
けっこうグロい…(*>д<)
色褪せぬ傑作
サメ映画の基盤を形作った偉大な作品。
今や「サメ映画」が一つのジャンルとしての地位を獲得しているのはこの作品ありき。「サメが映らない」というかつて無かった斬新な発想が功を成し、加えてスピルバーグの天才的な演出と恐怖を煽る音楽が観客のド肝を抜いた。それは現実のビーチ産業を殺し、サメの個体数を極限にまで減らす事態に発展した。
前半でサメによる複数件もの襲撃事件と人間同士の衝突を「ホラー」として描き、
後半では男3人とサメの死闘を「スリラー」として描いている。終盤にかけての盛り上がりと印象的なクライマックス。時間を忘れさせるほどの面白さだ。
この映画がこれからもずっと、サメ映画の金字塔として君臨し続けてくれることを祈る。
メイキングをみたら、面白さ倍増!
JAWS in CONSERT@パシフィコ横浜
大きいスクリーンで体験すべき
ドゥードゥン…ドゥードゥン…ドゥードゥンドゥードゥン
スピルバーグ力
スリリング過ぎてあかん
警察署長がリゾートアイランドに赴任する。
海開きを目前に控えたある日に、ひとりの女性がサメに襲われる。
海を閉鎖しようとするも、市長はリゾートアイランドのかきいれ時に海を閉鎖することを渋る。
その渋ったせいで新たな犠牲者が。
警察署長は海洋学者と粗暴な男クイントとサメ退治に向かう。
怖すぎるー
SHARK ATTACK ザ・元祖!
「午前10時の映画祭」で観賞。多分小学生の頃テレビで観た以来だったのですっかり内容は忘れてました。いっやー、これは面白かったです。何だかサメ映画ってすっかりB級なイメージが付いちゃってる感じがするのですが、やっぱり元祖は一味違いますね。
もうホホジロザメが女子供関係なくガッツリ襲ってくる所が恐いのなんのって!あの水の中からジワジワ迫ってくるのが、また嫌な感じなんですよね。
食われるカットをしっかり見せた後、子供が襲われて水から担ぎ出された時にはちゃんと足まで揃ってる所を画面に写してくれる親切な見せ方。あそこで無意識に「あぁ、良かった~」ってなれるので、かなり考えて映画作ってあるなぁと感心します。流石スピルバーグ!
難点は船長の行動が意味不明な所。何故無理して船を走らせて壊した?偉そうにしてる割にやってる事がワケわかんないんですが、考えてみれば実社会にも偉そうにしててワケわかんない人っていますね。うーん、その辺もリアルと考えればいいのか?
何はともあれサメ映画としては最初にして最高と言い切っても良いぐらいの出来映えに、サメ映画のレジェンドと言われる真意を見ました。確かにこれは面白いわ。
スピルバーグを一気にブランドに押し上げた傑作
公開時は中学生だった。
オープニングの女性が全裸で泳ぐシーンが、同級生の間では一番の話題だった(恥っ)
この頃はまだ、テレビの洋楽番組で観た「激突」と同じ監督だとは知らなかった。
スピルバーグがテレビディレクター時代の作品「激突」は、アボリアッツでグランプリを獲得し、業界では評価を得ていたものの、映画監督として一般に名前が知られる存在ではなかったが、「JAWS/ジョーズ」以降“スピルバーグ”はメジャーブランドとなった。
午前十時の映画祭で観賞。
非の打ち所が見当たらない。
室内から、サメ退治に出発する船を窓枠に掛けられたサメのアゴの骨越しに捉えたカットや、
船の縁をつたって慌てて船室に入ろうとしたブロディ署長の顔先に、クイント船長が持ち出したモリの鋒がヌッと突き出てきて、ブロディがギョッとするカットなどは、スピルバーグ得意の娯楽的な構図。
サメにどうやってクスリを注入するかを「モリで口の中に直接打ち込む」「そんなこと出来るわけがない」と議論した直後に、三人で檻を組み立てているシーンに切り替わるテンポの良さなどは絶妙。
本作ではまだスピルバーグは雇われ監督だったが、脚色に名を連ねてはいないものの、脚本家たちと日夜ディスカッションを繰り返しながら物語を作り上げたそうだ。
恐らく、スピルバーグのアイディアがたっぷり盛り込まれているだろう。
冒頭で羽目を外し過ぎた若者が最初の犠牲者になるのは、いかにもホラー映画的。
目先の利益を優先して惨事を招いてしまう市長は、パニック映画に欠かせないステレオタイプの存在だが、安直に彼を犠牲者にはしない。
男同士の意地の張り合いは、西部劇にも通じるテイストで、活劇のハラハラドキドキの中に笑いを誘ってくれる。
とにかく、映画を面白くするためによく考え抜かれている。
そして何より、本作でジョン・ウィリアムズと組んだことが、スピルバーグにとって最大の利益だったと思う。
ジョン・ウィリアムズは、既に映画・テレビの劇伴の世界では売れっ子作曲家だったが、本作が彼の一般での知名度を急上昇させた。
スピルバーグは、映像と音楽を一体化させる演出の効果を実感したのではなかろうか。
この後、シリーズはもとより、亜流類似のいわゆる動物パニック映画が続々と作られることとなり、エポックを画した。
中には良作もあるが、本作は未だに色褪せずそれらの代表格に位置していると思う。
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