「戦争映画ではなかったのか」将軍たちの夜 タンバラライさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争映画ではなかったのか
セットや 撮影がものすごい。 地味な色で 美しさを出すのは難しいと思うがそれに大成功している。映像芸術としての 迫力を感じた。 なのに、ものすごいお金のかけ方をして戦争を描く映画かと思ったらどうやらそうではなかったようだ。これは戦争を舞台にしたミステリーだった。・・ それとも戦争は人をこのように 狂わせてしまうという・・ことを描きたかったのだろうか? そうだとしたら狂って行くところを描くとか、どうしてそのように狂ったのかとか、そういうものがないのが失敗だったようだ。ピンと来なかった。こんな大げさな 舞台設定をしておいて ミステリーだったの?!みたいな感覚を味わった。途中、ヒッチタッチみたいな部分もあって・・色々やりたいことがあって 監督が一人で楽しんじゃった・・みたいなそんな映画だったのかもしれん。けど、その遊んじゃった部分にむしろ面白みがあったりして。私はだから映画ファンのみんなには、この作品をいっぺん 見てみることをお勧めする。
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