劇場公開日 1993年7月17日

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「スピルバーグの演出力ってやっぱり凄い」ジュラシック・パーク スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0スピルバーグの演出力ってやっぱり凄い

2015年7月16日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

久々に見てみたら、多少映像面での古さは感じましたが、基本的にはやはり面白かった!
エンタメとしての見せ方がスピルバーグは分かっていますよね。
しかも当時の技術を考えると、とにかく革命的、歴史に名を残す作品と言って間違いないでしょう。

しかし思いのほか恐竜の出てくるシーンが少なくてちょっとビックリ。
何かもっと一杯出ていた気がしていたのですが、種類も数もそうでもなかったんですね。
ただ、焦らしの魔術とでも言うのでしょうか、恐怖を煽る演出が実に上手い!
出るぞ出るぞと思わせて焦らし、効果的に出現するあの演出には本当に唸らされました。

ジョン・ウィリアムズの音楽もとにかく素晴らしい、あのテーマソングを聴くと妙にテンションが上がりますね。
ストーリーも演出も音楽も映像も、どこをとっても遜色なし、テンポも良いので見ていて全く飽きません。
あくまで万人向けなんで、怖さと言う意味ではやや物足りなさも感じましたが、満足度は今見ても結構高い名作だと思いました。

子供嫌いなサム・ニール博士が子供を守るよう持って来る展開も何かいいですね!
それとジェフ・ゴールドブラムが妙に懐かしい。
ブレークちょっと前のサミュエル・L・ジャクソンが超脇役なのも意外とツボ。
恐竜を通した生き物へのメッセージ性も伝わってきましたし、さすがスピルバーグと改めて思わされた作品でした。

スペランカー