「エンタメの中の哲学」ジュラシック・パーク 星組さんの映画レビュー(感想・評価)
エンタメの中の哲学
原作者マイケル・クライトン、彼の書く小説の多くは映画化されているが、一番世に知られヒットしたのは、この作品ではないかと思う。
ジュラシック・パークは奇想天外な物語の中に、生命を作り出す出すことへの是非を取り入れている。スピルバーグがこの作品を監督する事にした理由のひとつに、'80年代終わりからのデジタル技術の進歩があったと聞いている。特に'80年代終わり後頃から、ルーカスのILM、キャメロン監督のデジタル・ドメイン辺りの設立と成長が重なり、スピルバーグは映像化出来ると踏んだのかも知れない。そして、この作品を観た後にルーカスはSWの続編に取り組んだ。
チープにならないデジタル制作時代へ
ジュラシック・パークは面白い。
原作に忠実な部分と独自の部分
古生物学者、夢を持つ金持ち、
科学者、監視員、子供たち、
疑問を持ち異を唱える学者、
世界初の驚きに満ちたパーク
観客を飽きさせない驚きの世界
スピルバーグらしい映像表現
どんどん物語は進んでゆく。
夢の世界
魔の世界
映画の中にもあった是非の部分
原作には恐竜たちの気持も描く
彼らはそこで何を思っているのか
生きるために何を思っているのか
映画とは違い、そんな風にある
安心したヘリコプターの終わり
もうひとつの、パークの終わり
生きるための自然、生命の続き。
エンタメ映画に込められた
驚きと面白さ、そして哲学
何度観ても面白いと思う。
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