「不朽の名作」ジュラシック・パーク ぽよのすけさんの映画レビュー(感想・評価)
不朽の名作
20年ぶりの再鑑賞だったけど、やっぱり名作は色あせない。
トイレで襲われるおじさん、キッチンでのラプトル追いかけっこ、そしてクライマックスの某恐竜のガブッと大逆転劇。どれも記憶の片隅に残っていて、今回の視聴で鮮明に蘇った。
“この時代にこれをやった”という映像の完成度の高さに驚き。CGとアニマトロニクスの融合が自然すぎて、恐竜が“生きてる”ように感じる。30年前にこのリアルさが実現できるんだな。それが映画全体のリアリティとロマンを支えていて、まさに“恐竜に出会う”体験だった。
物語も因果応報的でスカッとする展開が多く、構成が気持ちいい。自己中心的な人物が恐竜に食われ、子どもや科学に慎重な立場の人たちは助かる。自然への畏怖と人間の傲慢をテーマにした構図が分かりやすく、それでいて深い。
そして何より、音楽がすべてを昇華している。ジョン・ウィリアムズの壮大なテーマ曲が流れるだけで、心が震える。あの曲をユニバで聞くたびに、映画の感動が蘇るのは、この作品が“体験”として刻まれているからだと思う。
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