ジュラシック・パークのレビュー・感想・評価
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ハラハラドキドキ
改めて鑑賞。
自分が生まれる前にすでにこのクオリティのCGがあったことに驚き。
グラントとサトラーが富豪のハモンドの建てたジュラシックパークに行く目的が、研究資金の獲得だから面白い(ただしジュラシックパークに学者としてお墨付きを与えることと引き換えであるが)。恐竜が復活するわくわくストーリーがお金の問題から展開するのが面白い。
数学者が科学者の倫理について問いているのいいな。ただし現在、科学技術万能主義みたいなものが加速して、倫理がないがしろにされていると思うけど。
恐竜の表象も考えさせられるな。人を殺し、食い、脅威を与える生物としてのみ捉えられている。動物倫理も現在問われている倫理問題であり、それが問われている理由もなんとなく分かる。
とにかくハラハラドキドキしたし、グラントが子ども好きになってよかったと思う。
恐竜映画の原点
1993年にアニマトロニクス(生き物のロボット)でリアルに再現した恐竜を見た時の衝撃は凄まじく、いつ見ても色褪せることない迫力がありました。ティラノサウルスはもちろん、ヴェロキラプトルの群れが賢さを頼りに行動している場面も怖かったです。
シリーズのメインテーマである「人工的に生命を生み出す危険性」が色濃く描かれており、マルコム博士が「遺伝子操作は、思わぬ方向へ向かうことになる。」という言葉が現代にも通じて興味深かったです。
4作目のワールドと比べると、恐竜の登場回数が少ないように感じました。これは、恐竜がいつ出てくるのかわからない恐怖を強調するものではないかと考えました。何事もなく行動していると徐々に不穏な空気になっていき、突然恐竜が襲いかかってきます。これが、ジュラシックパークの面白さではないかと解釈しました。
SFの金字塔であり、恐竜映画の原点でもあります。これらが好きな人は間違いなく楽しめるので、一度観てみることをおすすめします。
余談ですが、USJには本作をモチーフにしたライドアトラクションが存在します。ボートに乗って様々な恐竜たちを眺めますが、途中で肉食恐竜がいる場所に迷い込んでしまいます。そして最後には、約25mの高さから急降下するスリルを味わうことができます。映画の世界に入り込んだかのような体験ができるので、気になった方は鑑賞後にぜひ乗ってみてください。
恐竜映画の金獅子塔
エンタメの中の哲学
原作者マイケル・クライトン、彼の書く小説の多くは映画化されているが、一番世に知られヒットしたのは、この作品ではないかと思う。
ジュラシック・パークは奇想天外な物語の中に、生命を作り出す出すことへの是非を取り入れている。スピルバーグがこの作品を監督する事にした理由のひとつに、'80年代終わりからのデジタル技術の進歩があったと聞いている。特に'80年代終わり後頃から、ルーカスのILM、キャメロン監督のデジタル・ドメイン辺りの設立と成長が重なり、スピルバーグは映像化出来ると踏んだのかも知れない。そして、この作品を観た後にルーカスはSWの続編に取り組んだ。
チープにならないデジタル制作時代へ
ジュラシック・パークは面白い。
原作に忠実な部分と独自の部分
古生物学者、夢を持つ金持ち、
科学者、監視員、子供たち、
疑問を持ち異を唱える学者、
世界初の驚きに満ちたパーク
観客を飽きさせない驚きの世界
スピルバーグらしい映像表現
どんどん物語は進んでゆく。
夢の世界
魔の世界
映画の中にもあった是非の部分
原作には恐竜たちの気持も描く
彼らはそこで何を思っているのか
生きるために何を思っているのか
映画とは違い、そんな風にある
安心したヘリコプターの終わり
もうひとつの、パークの終わり
生きるための自然、生命の続き。
エンタメ映画に込められた
驚きと面白さ、そして哲学
何度観ても面白いと思う。
※
現代によみがえる太古の夢
■ 作品情報
マイケル・クライトンの同名小説を実写映画化したSFパニックアクション。監督はスティーヴン・スピルバーグ。脚本はマイケル・クライトンとデヴィッド・コープ。製作はキャスリーン・ケネディ、ジェラルド・R・モーレン。主要キャストはサム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラム、リチャード・アッテンボローなど。
■ ストーリー
大富豪ジョン・ハモンドは、琥珀に閉じ込められた蚊の血液から恐竜のDNAを抽出し、クローンとして現代に恐竜を蘇らせることに成功する。彼はコスタリカ沖の孤島に、その恐竜たちを展示するテーマパーク「ジュラシック・パーク」を建設する。パークの安全性を評価させるため、ハモンドは古生物学者のグラント博士、古植物学者のサトラー博士、数学者のマルコム博士らを招待する。ツアーの途中、パークのシステム管理を担当するネドリーが恐竜の胚を盗むため、セキュリティシステムを停止させてしまう。これにより、本来は電気柵で隔てられていた凶暴な肉食恐竜たちが解き放たれ、ツアー参加者たちは恐竜の脅威に晒されながら、閉鎖された島からの脱出を試みる。
■ 感想
今週末公開のシリーズ最新作の前に久しぶりに本作を鑑賞したのですが、その圧倒的なアイデアに今なお心を奪われます。絶滅したはずの恐竜を現代に蘇らせ、それをテーマパークとして実現するという壮大な構想は、まさに人類が抱く究極の夢の一つです。
その夢のようなアイデアを映像として観られることこそが、映画の醍醐味です。当時、観客の度肝を抜いた映像表現、そしてそれを可能にした技術が、本当に秀逸で驚かされます。約30年以上も前に制作されたとは思えないほどで、恐竜たちのリアリティが尋常ではありません。まるでそこに生きているかのように、彼らが画面狭しと動き回り、その皮膚の質感や息遣いまで感じられるほどです。初めて観た時はもちろん、何度観返しても、その迫力と生命力にはただただ圧倒されます。特に、ティラノサウルスの登場シーンやヴェロキラプトルの俊敏な動きには、本当に恐怖を感じます。
また、単なるSFアクションにとどまらない深みも、この作品の大きな魅力だと感じます。人間の飽くなき探究心と欲望、科学の進歩がもたらす倫理的な問題、そして生命そのものの神秘とたくましさ。そうした普遍的なテーマが巧みに織り込まれており、スリリングな展開の中にも深いメッセージが込められています。だからこそ、今なお色褪せることなく、私たちに興奮と感動を与え続けてくれるのだと思います。
如何にもそこに存在するかのように・・・
新作の公開に向けて、一作目から見直すことにしました。30年以上前の作品なんですよね。相変わらず楽しませてもらいました。まぁ、今どきの映像に比べれば、若干、合成が見えてしまう部分もありますが、そんなの気にならないほど、引き込まれる作品でした。
ホンっとCGに感激です。役者さんの力量もあるのでしょうが、まさに、そこに存在するかのごとく・・・。恐竜に襲われるシーンや、追いかけられるシーン、ドキドキの連続でした。
そして、CGだけじゃなく、アニマトロニクスも素晴らしい。なんと言っても実物大の恐竜、作っちゃうんだからスゴい。やっぱり、アレだけの迫力を出すためには必要だったんだろうな。
まさに後世に残る作品ですね。
余談ですが、ジュラシック・パークというと恐竜大集合という感じで、「怪獣総進撃」の怪獣ランドを思い出します。こっちもCGでリメイクしてくれないかなって、密かに願うオヤジです。
29年経っても色褪せない不朽の名作
「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」の公開に合わせて復習で観ました
約20年ぶりぐらいに観ましたがストーリー/映像共に全く古さを感じず驚きました
この作品の偉業はハリウッドだけでなく、世界の映画史上に残ると言っても過言ではありません
その偉業とは、なんと言っても世界中が驚いた恐竜のCG映像でしょう
初公開当時スクリーンに映し出された恐竜の姿とその背景との融合という映像があまりにリアルだったため皆が「これ、どうやって撮ったの?」と腰を抜かしました
その映像は「スターウォーズ シリーズ」の産みの親、ジョージ・ルーカスさんが設立しハリウッドのみならず世界の映画界の特撮技術を牽引する存在だった特撮工房"ILM(インダストリアル・ライト・アンド・マジック)社"が造り上げたもので、本作でまた歴史的な進歩を実現させた瞬間でした
そして、本作の製作スケジュールの都合によりスピルバーグ監督からポストプロダクション(CGや音響処理などの行程)を頼まれ任されたジョージ・ルーカスさんはこの過程に参加し完成を経て「よし、時代が追い付いた! 続きを作ろう」と「スターウォーズ/エピソード 1」からのプリクエル三部作以降を作っていきます
それぐらい現代に繋がる映像史に影響を与えた金字塔的作品です
オープニングのケージ内にいる恐竜が兵士を襲うくだりや、T-レックスが迫ってくるのをコップの水の波紋で表現、そして子供たちが厨房で数匹のラプターと対峙するシーンなど、「ジョーズ」のオープニングで海で泳いでいる女性が脚を食われ海にひきずりこまれるシーンや顔の映らないドライバーが執拗に追いかけてくる「激突!」といった名作の数々を世に送り出してきたスピルバーグ監督ならではの最高にサスペンスフルな演出が全編通して散りばめられており、ただの恐竜エンターテインメントで留まらず、一級のパニック映画の風格を備えています
そして、コスタリカの大自然、サム・ニールさん、ローラ・ダーンさん、ジェフ・ゴールドブラムさんという名優たち、オーケストラを率いて猛々しい印象的なテーマ曲を産み出した作曲家のジョン・ウィリアムズさんという最高の才能が結集し、今なお色褪せることない不朽の名作であることを再認識しました
ただのパニック映画ではない、恐竜愛があるのがいい!!!
揺るがない最高傑作
何度目かわからないけど再視聴。初めて映画館で見た時の衝撃はすごかった…そして何作も経て改めて見返してもストーリー、テンポ、音楽、俳優陣の演技どれを取っても最高傑作。グラント博士の驚き顔、サトラー博士の驚き顔から見せる最初の恐竜ブラキオサウルスの出し方も、ヤギからのT-REXも、いきなり飛び出してくるラプトルも見せ方が最高。前半のT-REXの迫力と、後半のラプトルのスリリングさも最高。コップの水が揺れるシーン、雨の中のT-REXと発煙筒のシーン、落ちてくる車から急いで逃げるシーン、ブラキオサウルスとのふれあい、食堂でラプトルの影を見て恐怖に震えるシーン、キッチンでの襲撃シーン、最後のラプトルvsT-REXなど、印象的な名シーンだらけ。今まであんまり気にしてなかったけど特に子役二人の真に迫った表情も最高。主演陣は正直このシリーズ以外であんまり見たことないけど俳優の名前に頼らずとも映画史に残る名作になっているのは素晴らしい。大好きな映画です。
不朽の名作
20年ぶりの再鑑賞だったけど、やっぱり名作は色あせない。
トイレで襲われるおじさん、キッチンでのラプトル追いかけっこ、そしてクライマックスの某恐竜のガブッと大逆転劇。どれも記憶の片隅に残っていて、今回の視聴で鮮明に蘇った。
“この時代にこれをやった”という映像の完成度の高さに驚き。CGとアニマトロニクスの融合が自然すぎて、恐竜が“生きてる”ように感じる。30年前にこのリアルさが実現できるんだな。それが映画全体のリアリティとロマンを支えていて、まさに“恐竜に出会う”体験だった。
物語も因果応報的でスカッとする展開が多く、構成が気持ちいい。自己中心的な人物が恐竜に食われ、子どもや科学に慎重な立場の人たちは助かる。自然への畏怖と人間の傲慢をテーマにした構図が分かりやすく、それでいて深い。
そして何より、音楽がすべてを昇華している。ジョン・ウィリアムズの壮大なテーマ曲が流れるだけで、心が震える。あの曲をユニバで聞くたびに、映画の感動が蘇るのは、この作品が“体験”として刻まれているからだと思う。
『ジュラシック・パーク』レビュー|環境と経営の視点から学ぶこと
スティーヴン・スピルバーグ監督の名作『ジュラシック・パーク』は、単なる恐竜パニック映画ではなく、経営者として多くの示唆を得られる一本だ。遺伝子工学によって現代に蘇った恐竜たちが人間の想定を超えた行動を起こし、パークの安全神話が一瞬で崩壊していく様子は、「人間が自然や環境をコントロールできる」という過信の危うさを浮き彫りにしている。
経営においても、技術や資本によって理想的なビジネスモデルを築き上げたとしても、「自然」や「環境」といった外的要因を無視すれば、すぐにその土台は崩れる。ジュラシック・パークの創設者であるジョン・ハモンドは、理想に満ちたビジョンを持ちながらも、現場の声やリスクマネジメントに欠けていた点が致命傷となった。これは、どれほど経歴が華やかで、資金が潤沢であっても、「現実」との対話を怠れば組織は機能しないという警鐘でもある。
また、この作品は、環境との共生を考える重要性を教えてくれる。恐竜という存在は、人間のビジネスの都合で生み出された「商品」ではなく、ひとつの生命体であり、生態系の一部である。環境を利用するだけでなく、敬意を払い、共に生きる視点がなければ、永続的な価値は創造できない。
経営者として、「夢を叶える技術」だけではなく、「自然を尊重する姿勢」を持ち続けること。その重要性を、本作は映像を通して私たちに強く訴えかけてくる。
恐竜映画といえばやっぱりコレ
時代を感じさせない、これぞまさしく恐竜映画。何回も観て、ストーリーもしっかり頭に入っているのに、何故か何度でも観てしまう。これってすごいことだと思う。数あるジュラシック・パーク&ワールドシリーズの中では、これがやっぱり最高に面白い。
0303 やっぱりブロントザウルスは水の外で暮らしてるわ。
1993年公開
私的には仕事の拠点が東京に変わり、たまたま帰省中の先輩が
恐竜モノが好物とのことで鑑賞。
まだまだ奥行き感のないCGでしたが当時は画期的!
ストーリーはスピルバーグ得意のネタがどんどん湧いてくる
スタイルでまあインディジョーンズもそうなんだけど。
リチャード・アッテンボローの所長がサマになっていた。
恐竜を生み出す方法が意外と論理的で納得。
ま、こんなもん産み出して管理できると思っている人間の
浅はかさもよくわかる。
で、案の定その隙をつかれるわけでノイズを出すのはデブ。
この当時は悪者のアイコンでした。
ティラノザウルスは凄くリアル。
トイレに入っていて喰われるのは嫌やなあ。
トリケラトプスがしんどそうなのもいい感じ。
ヴィロキラプトルは第一作目から登場していました。
電気網と接触するシーンではハラハラしました。
ジョンウイリアムズのテーマ曲も斬新でした。
85点
鑑賞 1993年7月24日 吉祥寺スカラ座
パンフ購入 ¥600
配給UIP/ユニバーサル
ガブっキャーパニックパニックだけじゃねえぞ映画NO1
スピルバーグIMAX映画祭の締め
スティーブン・スピルバーグIMAX映画祭の最後を飾るのは「ジュラシック・パーク 3D」です。上映日が残り数日しかないので、仕事の合間に観に行ってきました。
ーー1993年、スティーブン・スピルバーグ監督がマイケル・クライトンの同名小説を映画化した世界的大ヒット作「ジュラシック・パーク」。2013年に3D版として再上映されたのですが、日本では初上映となりますーー
ジュラシック・パークからジュラシック・ワールドに続くシリーズの記念すべき第一作で、当時の最新特撮技術とCGを駆使し、映画の歴史を変えたとも言われています。
しかし、そもそも当初から3D上映を前提に撮影されていなかったものを3D加工しているので、やはり不自然に手前のものが浮いて見えたりする場面も多く、それは致し方ないかなぁと思いました。
しかし、「ジョーズ」や「E.T.」よりも映像そのものが綺麗で、迫力ある音響と共に、IMAXでの大画面を満喫できました。
30年以上前の作品とは思えない映画で、何度観ても楽しめますね。
ブロントサウルスもといブラキオサウルス目撃の感動再び!CGよりも恐竜愛に満ちた生命の賛歌。
リアルで革新的なCG映像により、その後の映像表現技術を塗り替えた画期的な作品。
しかし、本作品が素晴らしいのは、その技術だけではなく、テーマやストーリーのまとめ方が映画作品として優れている点にあります。
何より『面白い!』。
そのCG、恐竜がはじめてスクリーンに登場するシーンは、映画の中でも、主人公たちが初めて恐竜に出会う場面で、これまで見たことがないものを見る感動、映画ではこのシーンが最も感動的です。
そして、映画としてのテーマは、終盤、力強く水面を飛んでいる水鳥と、それを見つめる主人公達が命の尊さ、素晴らしさをあらためて認識する姿に現れています。
出演者陣では、やはり、夢を語るリチャード・アッテンボローの姿が圧巻です。
映画としてのバランス、完成度の高さを保ちつつ、誰が見ても面白い娯楽作品でありながら、そこにマニアックな感性も忘れない、そこがスピルバーグのすごいところです!
今回は本邦初となるIMAX3Dでの公開でした。
派手なシーンより、琥珀の中の蚊まで立体的に見えたことに驚き!
えー、ギリギリアウトなの?
今見ると恐竜がチープで作り物感が否めない
子供の頃に観まくってた映画。20年以上の時を経て鑑賞。ほとんどのシーンを覚えてた。特にデブがラプトルに喰われるシーンは、当時衝撃だったので鮮明に焼き付いている。てかアイツ悪者だったのね。
今見ると恐竜がチープで作り物感が否めない。それでもティラノサウルスのシーンは迫力あるしドキドキする。最後ラプトルに襲われたピンチの時、ティラノが助けに来る展開は少年漫画で熱い。
未来の離婚相手を探してる
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