「ジュマンジアドベンチャー」ジュマンジ 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ジュマンジアドベンチャー
22年振りの続編を前に、久々に鑑賞。
1995年のロビン・ウィリアムスの人気作の一つ。
昔、随分と見た。
昔楽しんだ作品を久し振りに見ると、あれ、こんなもんだったけ?…と思う事もあるが、こちらは変わらず面白い。
さすがに細かい部分は忘れていた。
が、イタズラモンキーたちや尻尾で鍵盤を鳴らしてから現れるライオンや大型動物たちの大暴走などはしかと覚えていた。
多くの動物たちをCGで表現した当時の最新技術。
技術が遥かに進歩した今見ると見劣りする事しばしばだが、そんな事はなかった。
イタズラモンキーたちはちと粗いと言うかアニメチックだが、ライオンの毛並みなど見事。
本物にしか見えないCG動物たちに、スゲーとワクワクさせられたもんだ。
あの時のワクワクって、今も変わらない。
CG以外のアニマトロニクスも素晴らしい。
基本はファミリー向けの冒険ファンタジー。
大人になってから見ると、ドラマ部分もそう悪くない。特に、ロビン演じるアランとその父親の関係。
いじめられっ子のアラン。
仕事優先で厳しい父。
その日もアランはいじめられ、父は「恐れず立ち向かえ」としか言葉をかけない。
さらに進学の事で口論し…、その直後、アランは“ジュマンジ”の中へ。
26年後やっと脱出すると、父も母もすでに他界。
父は、行方不明になった息子を会社を潰してまで探し続けていたという。
本当はそれほど息子を愛していた父。
息子を抱き締める事が出来ないほど不器用だったのだ。
大人になったアランはちょっと父似に。
ゲームでズルして猿の姿になってしまったピーターを慰める筈が、注意口調に。
似た者同士。
ゲームクリアしての再会に、意外と感動させられる。
その父親役のジョナサン・ハイドが、アランを執拗に狙うハンターと一人二役なのもユニーク。
それにしてもこの“ジュマンジ”って、よくよく考えるとおっそろしいゲームだよね…。
そのおっそろしいのが、ハラハラ、ドキドキ、ワクワク。
クリアしたら、かなり都合いいけど、最高のハッピーエンド。
さあ、再びプレイ!
何処からか、あの太鼓の音が…。