十二哩の暗礁の下に

劇場公開日:

解説

「高原の夕焼」のロバート・バスラーが製作したシネマスコー プ第3回作品で、海綿取り漁師の対立、その息子と娘の恋愛を描く1953年映画。A・I・ベゼリデスのオリジナル脚本からキャメラマン出身のロバート・D・ウェッブが監督した。撮影は「ゴールデン・コンドルの秘宝」のエドワード・クロンジェガー、音楽は「壮烈カイバー銃隊」のバーナード・ハーマン。「栄光何するものぞ」のロバート・ワグナー、「壮烈カイバー銃隊」のテリー・ムーア、「フランス航路」のギルバート・ローランド、「サスカチワンの狼火」のJ・キャロル・ナイシュ、リチャード・ブーンなどが出演している。

1953年製作/102分/アメリカ
原題:Beneath the 12-Mile Reef
配給:20世紀フォックス極東会社
劇場公開日:1954年5月22日

ストーリー

フロリダ州ターポン・スプリングを縄張りとして海綿をとっているギリシア人マイク・ペトラキス(ギルバート・ローランド)は、近ごろ獲物が少くなってきたので、同業者のイギリス人トマス・ライスの縄張りであるキー・ウェストの海底を狙う決心をし、キー・ウェストで仕事中、トマス・ライスの部下に襲われて獲物を奪いとられた。マイクは獲物を取り返そうと息子のトニー(ロバート・ワグナー)などを引き連れ、キー・ウェストの港にのりこんだ。トニーはトマスの1人娘ギネス(テリー・ムーア)とたちまち恋仲になった。マイクは縄張り争いをよして危険な12哩暗礁で操業を始めたが、ある日、潜水中にエア・コンプレッサーの故障が原因で急激に水面に浮き上がり潜函病に冒された。乗組員はマイクを直ちにキー・ウェストに運び応急処置をしたが、結局絶命してしまった。トマスの部下たちは、この入港を縄張荒しと勘違いしてマイクの船を襲い、騒ぎの間に石油ストーヴが倒れて船は焼けてしまった。トニーはトマスに事情を説明して損害賠償してもらう約束をしたが、ギネスに横恋慕するトマスの部下アーノルドに手ひどく殴られた。アーノルドに追われて、トニーとギネスはトマスの持船に便乗して沖合へ逃れた。2人はターポン・スプリングへ着き、乗ってきた船を潜水作業用に改装して数日後12哩暗礁に出かけた。そこへギネスを取り戻しにトマスらがやって来た。アーノルドとトニーは海中で烈しく格闘したが、トニーは海草にまかれて危くなったアーノルドを助けてやった。トマスはギネスを連れ帰ろうとしたが、ギネスはすでにトニーと結婚したといい、はじめは怒ったトマスもトニーの説明を聞いて2人の仲を許した。そして両家の長い確執もとけ、協力して海綿とりに従事することとなった。

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