少林寺木人拳のレビュー・感想・評価
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定番の復讐劇だが意外と凝った設定なのだ
カンフー映画期のジャッキー・チェン代表作の一本
【酔えば酔うほど強くなる”酔拳”】のような有名なキャッチコピーこそないものの、
オリジナリティあふれる木人との修行(試練)や衝撃のラストバトルがファンの記憶に残り続ける
カンフー映画定番の復讐劇ではあるが、設定が意外と凝っているのも見逃せない
幼いころ何者かに父を殺された主人公
彼はいつか犯人に復讐することを胸に秘め少林寺での修行に励んでいた
先輩に落ちこぼれ扱いされる毎日。ある日洞窟の奥に監禁されている謎の男と出会う
達人だと言う男から拳法を教えてもらうことに
この洞窟でのシーン。両手両足を鎖で繋がれた状態でどうやって教えるんだ? と思いきや妙に説得力のある描写になっているのも面白い
めきめきと上達する彼は、同時に外でも別の達人の教えも受けることになる
彼女は「(もう一人が)教えたのは人を殺めるための拳。急所を狙ってはなりません」と教える
二人の相反する教えを受けた彼は木人の試練も乗り越えついに父の敵を見つけるが、それは己の師匠だった・・・
少林木人巷〜思い出のジャッキー映画‼️
まいにちやった木人
少林寺木人拳では、過酷な修行をへて、闘いに挑む。
最終修行は木人と呼ばれる攻撃力がめっぽう高い自動攻撃装置がずらーっと両側に並んでいる道程を、やられずに通ることだった。
見たところ、木人は単調なパンチと蹴りを規則正しく繰り返しているだけだった。
しかしヒーローは必死だった。
小学生だったが、この映画がテレビで放映されると、ジャッキーチェンの人気も手伝って、わたしたちは完全に魅了された。
学校で木人拳の人垣の狭路をつくって友達を通らせて遊んだ。たぶん毎日やった。
わたしの世代ではあるあるだった。
人垣はそれでも左右に三人づつくらいは欲しい。果然、権勢のあるやつが主導して「木人員」をあつめる。
けんかは日課だったが、今様ないじめのなかった時代で、そこを通るほうがずっと役得だった。
が、ヒーローは二度三度できなかった。木人員としてかり出され、だらだらしたパンチを繰り出すのがつねだった。
どのみちだれも力を入れてこなかった。
あたかも恐ろしい命題を課すかのように「通ってみろよ」と言って通らせるのだが、くすぐったいだけだった。
木人拳は信じられないほど長期間、流行った。
中学の時、小規模な文化祭のようなものがあり、体育系の部活が木人拳と看板を掲げていた。よく覚えている。覗くと対峙して並んだ木人員がいかにもわたしは自動ですといいたげな緩慢なパンチを繰り出していた。その狭路の末端で、木人拳通過皆伝を授ける役を担った番長格が、おそるおそる覗いた者に向かって叫んでいた。
「おい根性みせろや」
当時は
修行映画大好きになりました
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