蕭蕭(シャオシャオ)

解説

中国映画界第四世代にあたるシェ・フェイ監督とウー・ラン監督の共同監督による秀作。閉鎖的な封建社会の中に生きた娘の半生を、自然を背景に見事なタッチで描いた一篇。87年、モンペリエ映画祭ゴールデンパンダ賞受賞。

1986年製作/中国
原題または英題:A Girl from Hunan 湘女蕭蕭

ストーリー

1912年、湘南省の村の家に、12歳の花嫁シャオシャオ(ナー・レンホワ、リウ・チン)が労働力の嫁として売られてくる。夫はわずか2歳のチュン・クワン(チャン・ユイ)であった。シャオシャオは毎日、幼い夫を背負い野良仕事や夫の世話をしていたが、18歳の春、チュン・クワンの家の作男ホワ・コウ(トン・シャオクワン)と初めての恋に落ち、男の子供を身ごもってしまう。村の非難を浴びる中、男は逃げ出し、シャオシャオは男子を出産する。そして村の世界は何事もなかったように二人の母子を悠久の時の流れに解き放っていくのだった。

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受賞歴

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