「タイトルなし(ネタバレ)」ジャイアンツ マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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ジャイアンツとは北米大陸を制覇したアメリカ合衆国の事。
答えは「合衆国」にあると思う。アメリカもメキシコも「合衆国」。なぜ合衆国と言うかは州が集まった連邦共和国だからだ。では、合州国じゃないか?とする者もいる。だが、漢字表記では「衆」の字を当てる。つまり、色々な「民つまり民族」が合わさった国と言う主張なのである。
つまり、この映画の主張するヒスパニックとの混血は、認めなけりゃいけないと言ってる。つまり、アメリカ合衆国とメキシコ合衆国はテキサスを介入して一つだと主張しているのだ。
そして、とても大事で、
誤解があってはならない事は、黒人や東洋系に対する差別は訴えていない。と言う事。それどころか、真珠湾攻撃でアメリカ兵が2500人以上犠牲になったとしている。と煽っている。
つまり、この時期のハリウッド特有の黄禍論なのだ。そして、
1956年と言えば、朝鮮戦争が休戦を迎え、ベトナム戦争に至る時期。中国を含んだ社会主義体制をアメリカは仮想敵国としていた。この映画はかつて「眠れる巨人』と言われた東洋系の中国に対する虚栄心からできた名作なのだと思う。
鑑賞は3回目だが、どでかい自然を使ったホームドラマだね。流石アメリカン。こんな国と戦っても勝てる訳がない。この映画上演の20年後にアメリカは負けているけどね。
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