「個展の映画化はオーソドックスな展開」シャーロック・ホームズの素敵な挑戦 うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
個展の映画化はオーソドックスな展開
小説のシャーロック・ホームズと言えば、何といってもジェレミー・ブレット版のテレビシリーズがイメージ通りだろう。
それ以前は、きっとこの映画が、シャーロックのイメージを一身に背負っていたに違いない。それほどに、忠実に映画化してあるように映る。
ところが、コナン・ドイルの原作にはこの作品はなく、いわゆるパスティーシュとして書かれた小説がもとになっている。面白いのは、当時知の巨人と言われた、フロイトも、登場し、今日で言うところのセラピスト的な面接をしている点。
クライマックスの汽車の追いかけっこは、なかなかのスピード感で、ホームズ物としては本当にこれを基準に面白いか、そうでないかを考えたい。
2017.6.6
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