「映画史上最高傑作と呼ばれる理由は一目見ただけじゃ分からない」市民ケーン といぼ:レビューが長い人さんの映画レビュー(感想・評価)
映画史上最高傑作と呼ばれる理由は一目見ただけじゃ分からない
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「映画史上最高傑作」として名前を知られる本作。10年ごとに発表される英国映画協会の歴代映画ランキングでは5回連続で第一位にランクインし、AFI選出の歴代アメリカ映画ベスト100でも第一位となっており、名実共に「映画史上最高傑作の映画」です。
しかしながら、映画レビューサイトを観てみると、そこまで評価が高いようには見えません。私も本作を鑑賞して抱いた感想が「確かに面白かったけど、普通の映画」でした。
しかし、鑑賞後に本作について調べてみて納得しました。『市民ケーン』は、現代映画まで続く「普通の映画」を作り上げた革新的な映画なのです。本作が史上最高の映画と呼ばれる所以は、当時の映画事情や時代背景を含めて考えることで理解することができます。
本作を鑑賞して「普通の映画だった」と感じた方々。どうかそこで思考停止せずに調べてみてほしい。インターネットやYouTubeという文明の利器を使えば、何故この作品が史上最高の映画と称えられているのかを理解できるはずです。
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大富豪の新聞王であるケーン(オーソン・ウェルズ)が、「バラのつぼみ」という言葉を残してこの世を去った。ニュース映画を製作していた編集者たちは、彼の遺した言葉の意味を突き止めるために、彼と生前交流があった関係者たちにインタビューをして回るのだった。
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