劇場公開日 2000年2月5日

「くそ忌々しい司法だが、日本よりは弱者にやさしい」シビル・アクション ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0くそ忌々しい司法だが、日本よりは弱者にやさしい

2024年9月2日
PCから投稿

法廷ドラマとしてみると、ジョン・トラボルタは最初から完敗だった。
ロバート・デュバルが演じる弁護士の方が1枚も2枚も上手。
一攫千金の裁判を起こした守銭奴の原告側の法律家は、裁判上の技術面で弱かった。
ノンフィクションとしては盛り過ぎのような気がする。

日本では、裁判費用と言えば 弁護士への高い謝礼というイメージがあるが、
この映画では 立証する為の調査・分析費用などが描かれており、
その費用も裁判を請け負った法律事務所で建て替えている。

たとえ勝訴しても、経費の精算で消えてしまうかもしれないが、
被害者がボロボロになって戦う日本の司法制度より
社会を正すには 多少 向いてるのかもしれない。

ビン棒