「千恵蔵と右太衛門の時代」十戒(1956) 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)
千恵蔵と右太衛門の時代
芸術性や主題は無用、製作費青天井で大衆娯楽に徹した製作方針は昭和30年代の東映時代劇を彷彿とさせます。
・大げさで芝居がかった脚本による、わかり易いストーリー展開
・金を湯水のように使ってスタジオを丸ごと利用したセット撮影と合成を多用したロケ
・内面描写はなし、段取りと様式美に徹した演技とセリフ回し
・巨匠監督の号令一下、天皇の軍隊のようなスタッフ
ハリウッド黄金時代超大作の見本市です
「神の力」みたいな聖書に無関心な日本人には、むしろ純粋に娯楽作として観ることができましょう。
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