ジーザス・クライスト・スーパースター(1973)のレビュー・感想・評価
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当時は 衝撃的だったのでしょう
映画でオペラをやったっていう感じでした。音楽がなかなか良かったので退屈しないで見れました。 主演俳優もユダ役もとても歌が上手いし、イエスの話にしては女優も、うまく絡めてると思いました。でもまさか 最後までイエスキリスト物語で終わるとは思ってなかったです。
あのスーパーヒーローも 実は人の子だった・・みたいな話は今までたくさん・・特に アメリカンコミックで読んでいるので残念ながら またこれかと思いました。
人間イエスの絵物語
「神の子」としてのイエスの姿より、ひとりの人としてのイエスの苦悩する姿を描いている。 当時、多くのキリスト者の反発を招いたようだが、これも彼のひとつの「真実」の姿では。 イエスを中心に据えるというより、イスカリオテのユダの言動を「悪」というより人間の業として描いている点に深く共感。 マグダラのマリアにもスポットを当てている点が興味深く、哀しくも力強い彼女の歌声が素晴らしい。 実際にシオンの荒涼とした地で撮影されており、 70年代のロックミュージック集としても貴重な作品。
10月12日の初演50周年は目前です ロックミュージカルの誕生50周年なのです 大いに祝いましょう!
題名通りイエスキリストのユダの裏切りから処刑までの最後の7日間のお話を、ロックスターになぞらえて展開します 全て音楽と歌だけによって物語が進行するオペラ型式は普通ですが、音楽がロックであるミュージカルであるところが革新的だったのです 21世紀の私達には、ごく普通のことに見えますが、50年前には画期的だったのです 本作が無ければ、ミュージカルは古臭いものとなって、今日に続くミュージカルの歴史は失われていたかも知れません 21世紀に私達が本作を観る意味と意義はそこにもあるのです 今日に繋がるロックオペラなのです ミュージカルの革新です! 全ては本作から始まったのです 元々は1969年10月10日発売のシングルの「Superstar」の小ヒットが発端でした これはマレーヘッドという歌手がトリニダッドシンガーズと歌ったものです いけそうなので急遽ロングオペラのアルバムを製作して1970年10月27…続きを読む
新約聖書のオペラ化
1973年製作公開。当時の若者が簡易なセットを組んで、新約聖書のオペラを演じる、劇中劇の形式を採っているのが、オシャレな感じ。ロケ地は米国西部のセドナあたりかと思ったらイスラエルでのロケだった。 キャスト全員の歌唱・演技レベルがすごく高い!特に、キリスト役のテッド・ニーリーさんの高音、ユダ役のカール・アンダーソンさんのエモーショナルな演技、マグダラのマリア役のイボンヌさんの柔らかくて切ない歌声が印象に残った。ローマ提督も上手かったし、ヘロデ王のパリピ具合も良かった(「スーパーバッド」の主役の1人にそっくり!)。 新約聖書を客観的に、若干、風刺的に描いているので、信者の方にはお勧めしないが、普通の人には一般教養的にも良いのではと思った。
私のベスト10に入る映画です。
オープニングのバスのシーンからしてなかなか引き込んでくれます。
工事現場の足組のようなお城、僧侶達の風船みたいな帽子、シモンの荒れ狂うような踊り、市場にちらっと出てくる旧札壱万円、時々出てくる戦車や戦闘機、そして、ヘロデ王。脳裏に焼き付くシーンが盛りだくさん。しかし、背景は広陵とした大地のみ。特別なセットは特にない。この対比が素晴らしい。
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