「異形なる者への温かい眼差し」サンタ・サングレ 聖なる血 mimiccuさんの映画レビュー(感想・評価)
異形なる者への温かい眼差し
現実と虚構の狭間を表すサーカスというモチーフ。像の葬式そして肉争奪。浮気発覚→股間に硫酸→母両腕スパン→全裸の父自殺→ただ見るしかない息子→母、少女との別れ。祝祭から醸し出す人生の肯定。母が操る奇妙な二人羽織り生活。像になって鼻からダラダラ血を出したり、股間から大蛇に襲われたり、裸の花嫁がわらわらと蘇る等妄想描写が面白い。母はあの時に既に死亡していたというサイコオチ。マイハンドと手を上に掲げ幕。
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