劇場公開日 1994年3月12日

三銃士(1993)のレビュー・感想・評価

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3.0アメリカ風ヒーロー物三銃士

2013年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:60点
ストーリー: 60
キャスト: 70
演出: 50
ビジュアル: 75
音楽: 70

 剣を一振りする度にいちいちかっこいい科白を喋ってみたりとか、そして悪役も行動の度にいかにも悪そうな科白を喋ってみたりとか、何かにつけてやることが大仰で芝居がかっている。場面場面で音楽は流れ続けるし、とにかく登場人物の動きを大袈裟に見せつけるというようなわざとらしさが全編に渡って抜けない。
 アメリカ的な勧善懲悪になっていて物語も単純で、この辺りはディズニーらしい。多勢に無勢の圧倒的不利の状態でも、恐れ知らずの強い剣士は華麗に舞って、その他大勢のやられ役の敵をいとも簡単になぎ倒す。そのような演出は水戸黄門の最後の場面の助さん格さんのようで、悪い意味の安心感があって緊張感が少ない。

 冒険活劇好きの子供や少年ならばこれでもいいが、ちょっと本格的な三銃士を期待してみると肩透かしをくった気になる。俳優やセットは悪くないのだが、演出からして大人が見るにはこの映画の対象年齢がちょっと下すぎるかな。

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Cape God