ザルツブルグ・コネクションのレビュー・感想・評価
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映画史に残る最低カーチェイス
ナチが隠した箱を巡って、回収しようとする者、箱の中身を知られたらまずい者、破壊しようとする者などが入り乱れる。この設定からストーリーをうまく運べば傑作のスパイ映画となったのだが...
誰がどこの国のスパイかわかり難いのは物語の展開上良いとして、出てくる奴らが皆スパイとは思えぬ間抜け揃い。
クラウス・マリア・ブランダウアーがネオナチに捕らわれて、箱のありかを言わせようと拷問されるのだが、吊るされて脛を銃で叩かれるだけ。それじゃ口割らないでしょ(笑)
終盤カーチェイスが始まったと思ったら、渋滞の街中のため主人公がしょっちゅうブレーキかけてスピード感無し!
あげくの果てに、敵の前に出て蛇行したり急ブレーキをかけて止めようとするトホホな演出!
これを「バニシング・ポイント」のバリー・ニューマンにやらせるんだから、あきれ果てる...
主人公のキャラがどう見てもむっつりスケベだし、これは監督の主役に対する嫌がらせか!?と思うほど主役を活躍させない、スパイ映画の緊張感も無い、残念作品です。
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