「「葉隠」を理解する 殺し屋」サムライ(1967) jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)
「葉隠」を理解する 殺し屋
「マンハッタンの二人の男」達は、喋り過ぎていたが、(減らず口はアメリカ人に敵わない)
あれから メルヴィルのハードボイルドへの傾倒は
洗練され、無口な「サムライ」を完成させた
映像に対する センスは素晴らしく、アンリ・ドカエのカメラと共に、サムライの沈黙と行動を後押しする
フレンチ・ノワールの完成である
黒沢と三船のように、メルヴィルには ドロンが必要であっただろう
若くして家出をし、外人部隊に入ってしまった彼には、その美貌の他に 影と度胸があり(勘もよさそう) はまり役である
小道具の使い方も、秀逸
殺し屋としては、顔を見られた時点で 計算が狂い、結末は ある程度、織り込み済みか?
ドロンにそっくりな、ナタリーの映画初出演作
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