ザ・ビーチ(2000)のレビュー・感想・評価
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不思議な映画だった
何も残らない
どんな映画だったか思い出せなかったのでTV地上波で再視聴。
美しいビーチとドラッグ畑を持つ楽園のような島には、サルをリーダーとするコミュニティが存在していた。
ビーチには鮫がいて、コミュニティの仲間が死んでしまう。島の存在を隠すため、重症の仲間にも医者を呼ばない。
サルのコミュニティへの固執が徐々に常軌を逸してきて、最後にはコミュニティを維持するために、リチャードを殺そうとまでする。それを見た仲間は、サルを残して島を離れる。
正直、何を伝えたい映画なのか良く分からない。モテモテの主人公リチャードも、何処に魅力があるのか分からない。ビーチが如何に綺麗でも一生そこで暮らそうとは思えない。
タイの秘境にある楽園という設定と、ディカプリオの名前だけで映画を作った感じで、見終わっても何も残らない。
落園へようこそ。
バックパッカー的な映画
わくわくしっぱなし
若さゆえの特権
総合:70点
ストーリー: 70
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 65
現実社会から離れた東南アジアの島で非日常なことに憧れて現実を忘れる若者たち。しかし所詮はそんなことがいつまでも続くわけはなく、きわどい均衡が崩れたときに脆くもその世界もまた崩れてしまう。
それはまるで竜宮城のようなおとぎの世界だが、それでも一時の快楽を人は求めてしまう。こういうことは若いうちの特権だとも言える。実際の世界でも映画でも多くの人はいずれ現実に戻っていくが、中にはその世界にはまって抜けられなくなるものもいる。楽しいだけの快楽を求めるのではなく、病気や怪我や人々の軋轢といったものも含めて現実を見つめなさいと言っているようにも思える。もっとも次のビーチリゾートをコンピューターで検索する主人公は、必ずしもこれだけのことにも懲りていないようだが。
夢の世界の現実
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