「クセの強い脚本だが雰囲気は満点!」サスペリア(1977) 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
クセの強い脚本だが雰囲気は満点!
去年、「オーメン・ザ・ファースト」を観た後に皆さんのレビューを読んでいたら、本作の名を挙げている方がちらほらいたので気になっていました。んで、今更観たわけですが、「オーメン」のこともあまり覚えてないので比較のしようがない(笑)すぐ観とくべきだった…😭
第一印象…というか、もうこれが全てだと思うのですが、「音楽」と「色」。これが素晴らしい!緊張感&不安感爆アゲの音楽はゴブリン(知らん…)によるもの。この不気味な音楽に併せて不穏な声、音が混じってきて恐怖を煽ります。
そして色の使い方がアーティスティックというか、非常に印象的で、場面毎に赤、青、緑等の照明を大胆に使い分けていました。このあたりは同じイタリア・ホラーの名匠、マリオ・バーヴァの影響もあったのではないかなぁ、なんて思いました。「ブラック・サバス 恐怖!三つの顔(1963)」も非常に印象的な照明の使い方でしたので。特殊メイクもかなり近いものを感じました。
ストーリーはちょっとよく分からなかったのが正直なところ。最後まで観ればまぁ、納得出来るのですが、強引にストーリーを進めているようなところもありました。
公開当時、「決して、ひとりでは見ないでください」のキャッチコピーで有名になったそうですが、50年近く経った今ならまぁ大丈夫です(笑)それでもちょいグロ、ショッキングな演出有りで、なかなか見所の多い作品でした。
コメントする