「色々な比喩や暗喩があり会話も哲学的で、2時間半もあるので正直疲れるが」サクリファイス(1986) ミラーズさんの映画レビュー(感想・評価)
色々な比喩や暗喩があり会話も哲学的で、2時間半もあるので正直疲れるが
スウェーデンの湖畔を舞台に戯画的な人物配置で、終末戦争の恐怖を美しい映像で描く。
そういえば1986年頃くらいまで、核戦争の脅威が残っていたなと思う。その後すぐにソ連は崩壊したが。
スウェーデンの巨匠ベルイマン組の名撮影監督スベン・ニクベストの映像は流石の一言。室内から屋外の暗い場面も雰囲気十分にあり見応えあり。
最後の屋敷が燃える場面は、カメラの故障で再度セット組んで再撮影したらしいが。
タルコフスキーの遺作で深夜のテレビ放送の時に、鑑賞したと思うが全く覚えてないので、初見状態だが、色々な比喩や暗喩があり会話も哲学的で、2時間半もあるので正直疲れるが、まあ良く出来た作品。
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