「2度見てよかった!」サウンド・オブ・ミュージック zoasanさんの映画レビュー(感想・評価)
2度見てよかった!
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小学3年で初見、その後中学、高校、大学と再見し、その都度生涯最高の感動を味わわせてくれました。すべての楽曲がスムーズに流れていき、そしてセリフのためでなく独立した曲としての存在感を持っているところも、ミュージカルとして最高だと思います。
2019年の午前10時の名画祭で久しぶりにスクリーンで見てまた感動。最終日、迷ったけどもう一度見に行って、新発見がありました!
マリアが修道院から再びトラップ家に戻ってくるときに来ている、青色のワンピース。微妙に違和感がありました。最初にトラップ家に来るときも、このシーン以降も、出てこないものです。いつ手に入れたんだろう? 答えは、その前のシーン、院長から「すべての山に登れ」を聞かされるシーン、ここの頭で、新しく入る修道女見習いの娘が着ている服なのです。
マリアとトラップ大佐が初めて会った時、大佐はマリアの服がダサい、もっと別の服はないのかといいます。それに対してマリアは、修道院に入る時に自前の服はすべて世俗に寄付した、だから代わりはない、と言っていました。そのことが、先の見習い娘にも起こっていて、マリアが院長室に入ってくるとき、入れ替わりに出ていく見習い娘に、院長は新しい修道服を与えると言っています。この時彼女が来ている青いワンピースは世俗に寄付される、それを直後にマリアが着ている。
マリアが世俗に戻ってトラップ大佐との愛を実らせる決意をしている! ということを、衣装一つで表していたのです。
これに気付いたときは、震えるくらいの感動でした。短期間で2度見たからこそ気付いたと言えます。
いやー、ほんとにもう一度見に行ってよかったです。
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