「午前十時の映画祭に感謝」サウンド・オブ・ミュージック kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
午前十時の映画祭に感謝
オールタイムベストの2位にも入れてしまうほど大好きな映画。今まで30回は観てるはずなのに劇場で観たことはなかった…あ、今日で終わりや。行かなきゃ…ということで、やっぱり大スクリーンで観るのは最高でした。DVDには入ってないカットも何か所かあった気もしますし、字幕の言葉も違う。「男爵夫人」という言葉はずっと疑問を持っていたのですが、このバージョンでは「亭主の遺産が」というマックスおじさんの台詞もあり、すんない受け入れられました。
最初に観たのは高校生のとき、好きだった女の子に勧められて慌てて観たという記憶がある。その当時はミュージカルの良さなんてわからなかった。「ほほう、これがドレミの歌ね」とか、「ギター上手いじゃん」くらいにしか・・・大学生となり、バンド活動に身を染めた私が驚いたのは、ジャズ・スタンダードの曲にこの映画の曲が多かったこと。それから作曲家のリチャード・ロジャースを尊敬の念で見ることになった。
そして2回目からは音楽中心で観ることとなるのだが、ストーリーの深さに改めて感銘を受けました。ミュージカル映画というのは、音楽、物語、笑い、風刺と様々な要素が込められている!と初めて気づいたのです。そして反戦メッセージと・・・・
個人的には、三女のブリギッタ(アンジェラ・カートライト)が好きです。「ひとりぼっちの羊飼い」のソロパート部ではブリギッタがちょっと噛むのですが、これがまたいい!長女リーズルの「telegram」という台詞も好きですヨ。
自分の残された人生の時間も少ないのですが、ここの聖地巡礼も“死ぬまでにしたいこと”リストに入れておかなきゃ。たまにトラップ一家の子供たちの同窓会もあるらしいので、そんな日に巡り合えたら死んでもいいわぁ。
膨大な数の映画を観てきましたが、マイベスト10(いやベスト3かな)に入る映画です。小学生の頃に劇場で見て、あまりにも感動して、映画が終わって映画館から出てきた時、映画と自分の日常とのあまりにも大きなギャップにすごく詫びしかった記憶があります(笑)。
私はジュリー・アンドリュースでしたね。メアリー・ポピンズの方が先かもしれませんが、ガキだった私にも『おばさん』って分かる地道さが良かっと記憶してます。長い映画でしたから、間違った記憶だと思いますが『ラブ・バッグ』と二本立てで見たような気がしまず。
telegram、たしかに!
もしかしたら私もそうかも?
もっとも、電報という言葉も知らぬ、そもそもまだ日本語も話せずオムツしていた頃から繰り返し観ているので、この映画で覚えた言葉は日本語・英語問わず山ほどあるのかもしれません(笑)
名曲ぞろいのミュージカル♪
双璧はウェストサイドストーリーでしょうかね。
My Favorite Thingsなんかはジャズプレーヤーたちもスタンダード曲としてよく演奏してますが、映画のいい曲はスタンダードジャズとして使われるんですよね。
本当に名作of名作ですよね!私は映画館で何回か観て、ビデオやDVDでも何回も観てます。でも何故かその度 編集か何かでカットされてたりしてガッカリする事も。オリジナルの映画館版なら大丈夫なのでしょうか?曲はどれも素晴らしいですが、「もうすぐ17歳」が雨の滴るサンルーム?の光景と共に大好きでした。「エーデルワイス」や「すべての山に登れ」は言わずもがなですが、旅と全く関係ない「私のお気に入り」がJR東日本の「そうだ!京都へ行こう!」キャンペーンCMで流れた時はびっくりしましたが、今ではこれ以上ピッタリな曲もないなと思い、これを選んだ人のセンスに脱帽(笑)名曲ですね!