ザ・インターネットのレビュー・感想・評価
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テクノ・スリラーの先駆け&素晴らしいサスペンスだ。
政府の機密情報にアクセス出来るフロッピーディスクを手にした女性アナリストが、自分の個人情報を全て抹消され、犯罪歴で指名手配のある女性に改ざんされた中、真相を暴く姿を描く。
公開当時(1995年)は、インターネットの黎明期だ。自分の知らない所で、簡単に個人情報が改ざんされる、情報化社会の恐ろしさを取り上げ、技術と発想で奮闘する女性をスリリングに描く。先見の明があったテクノ・スリラーだ。
本作の1番の見所は、サンドラ・ブロックの力強い熱演。状況に戸惑いながらも、必死に真相を追及しようとする存在感が、この作品を大いに支えている。
設定やあらすじに無理があるという批評家が多かった作品だが、一見の価値がある。プロットはなかなか複雑で、緊張感を持った演出も悪くない。ネット社会への警鐘として先駆的な作品だし、素晴らしいサスペンス・スリラーだと思う。
電気ばっか食ってんじゃね〜よ
アイデンティティを失う主人公はなかなか・・・
フリーの女性プログラマーが、国家機密が入ったFDを手にしてしまったことで、命を狙われると言うストーリー。
サンドラ・ブロック主演のサスペンス。インターネット黎明期に作られた、インターネット犯罪に焦点を当てた作品です。この手の作品で女性が主人公の場合、得てして男性のパートナーがいて、アクションシーンはそのパートナーが引き受けたりするのですが、この映画ではほぼサンドラ・ブロックが独りで戦います。だからこそ、主人公のアイデンティティが失われていく様は、不気味であり恐怖すら感じます。(主人公の母親がアルツハイマー型認知症って設定も凄く効果的でした。「身寄りがない」って設定より、数段不気味に感じました)
ただ、特別な格闘術がない女性が独りで戦う設定のためか、敵の力量も調整されてしまったように感じます。アメリカを私物化しようとする巨大な敵であるにも関わらず、相対する敵は少なくで、うち1名は殺すべき相手を口説きかねない色男。どうしても迫力不足は否めません。
ネットの脅威を描いた原点的な作品
コンピューターは恐ろしい
これは今の時代のほうがあてはまる話
インターネットに依存している社会や人間、その怖さが描かれています。
19年前の作品とは思えません。(フロッピーとか分厚いノートパソコンには時代を感じますけど)
ネットに依存して他人との関係が希薄になってしまうことや、個人の情報が誰かに操作されてしまうこと、それを悪用して世の中を支配しようとする人が現われること・・・昔よりもはるかにネットが身近になった現代にこそ「もしかしたらありえるのかも?」と思わされます。
主演のサンドラ・ブロックはとても魅力的ですし、ストーリーもスピード感があって最後までドキドキします。
偽アンジェラのところへ乗り込むシーンが好きです。
定期的に見たくなる、大好きな映画です。
ある程度の社交性も必要だね
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