劇場公開日 1989年1月28日

「ナザレのイエス」最後の誘惑 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ナザレのイエス

2021年11月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

難しい

キリストの知識もなければ宗教観や存在自体もアヤフヤで何を感じて如何やって観るべきなのか戸惑う。

裏切りのユダは救世主として全うすべき頑なな意志を持ち、その意志にすら揺らぎながらも神が与えた試練を全うするイエス・キリストの人間としての欲望から逃れられない、神である存在なのかも謎に思える。

レアな姿を披露するジョン・ルーリーの長髪で髭ボーボーな違和感、目立つ役柄のハリー・ディーン・スタントンの存在感、キリストを演じる説得力が抜群なウィレム・デフォー、キリストにダライ・ラマや江戸時代のキリシタンとスコセッシが描く崇高な映画三部作からの一作目となる本作って認識で宜しいかと??

万年 東一