劇場公開日 1978年6月10日

「音楽の力が大きいコメディ」コンボイ はむちん2さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5音楽の力が大きいコメディ

2023年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

出演者に知っている役者さんがほとんどいない私が観た感想になります。

 前半、何か映像的にスピルバーグの「激突!」と似た場面が何回かあり、同様なノリなのかと思いましたが、軽快な音楽のおかげで違うなと考えを改め観てました(苦笑)
 女が絡んだトラック野郎らしい溜まり場。決して世間で褒められる店ではありませんが悪く思ってはいけません。気に食わなければ行かなきゃいい。今の世の中が何かとうるさく居心地悪いだけだ!まぁそれはともかく、警察と喧嘩したりパトカー壊したり、さすがにこの部分は映画ならではの話しで実際やるのは犯罪だけど、この店の自由な居心地は今の世の中にはない...そんな風に思ったりした。
 作者は警察に何か恨みでもあるんですかね、いやいや単に有り得ない事をやりたかったのか真相はわかりませんが、大問題としか思えないメチャクチャな数々を、軽快な音楽を入れることで敢えてコミカルに魅せた映画に思えました。
 ノリを楽しめるかどうか、これに尽きます。

 最近はめっきりありませんがプロ野球の乱闘、それから暴走族、YouTubeでの悪ふざけ動画...こういった良くない事に1人では目を背けますが、複数だったら楽しんだりする人間の側面と似た感覚に思えた。メディアに取り上げられヒーローぽくなる部分なんか大衆含め「自由の叫び」とも見て取れる。

 後半、トラックごと突っ込んで仲間を助ける辺りはシリアスさもあるけど、ラストは想像できました。そりゃ死んじゃ楽しさ半減ですからね。

 やっぱり、この映画のノリを楽しめるかどうかなんですよ。

 役者さんや映画の予備知識もない自分は何だか冷静に観てしまい、面白い場面とつまんない場面が3:7くらいでした。

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はむちん2