「観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ メキシコを舞台に『性』と『精神疾患』というテネシー・ウィリアムズならではのテーマを暗喩として大人のドラマが繰り広げられる。デボラ・カーの好演が光る。」イグアナの夜 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
観たかった度◎鑑賞後の満足度◎ メキシコを舞台に『性』と『精神疾患』というテネシー・ウィリアムズならではのテーマを暗喩として大人のドラマが繰り広げられる。デボラ・カーの好演が光る。
①元々舞台劇なうえ、普通、人は日常的にはあんな哲学的・思索的な会話はしないから、特に後半は舞台臭さが払拭出来ないが、それでも含蓄と暗喩に満ちた台詞の遣り取りに良質な大人のドラマを観た思いがする。
②前半は『性』ような「抑圧」「解放」「誘惑」「抵抗」がかなり明けっ広げにユーモラスに綴られる。
それが後半は「暗喩」に留まり、代わって人間の『精神』ようなの「抑圧」「爆発」「沈降」「自由」にテーマが移行していく。
③冒頭の日曜ミサのシーン、牧師にしては男臭いリチャード・バートンが説法を始めるや否やぶちきれて聴衆を罵倒・愚弄し始める。“どうしたらオッサン?”という感じだが、その原因は追々明かされる。
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