ゴッドファーザーPARTIIのレビュー・感想・評価
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最強の続編
言わずと知れた不朽の名作『The Godfather』の続編。枯れる所か正に水を得た魚の如く溢れ出る idea を漲らせ、再び最強の布陣により産み落とされた今作は“最強の続編”となった。
Corleone family の黎明期(Vito の成長~Godfather 誕生)と新たに Godfather となった三男 Michael による family の成熟期を交互に描く事で、発展に伴う energy の力強さと、肥大化して行く family 運営の難しさが浮き彫りとなる。洗練されて行く時代の流れへの対応を迫られながらも更なる野望に駆られる Michael の苦悩は想像を絶する重さである。と同時に Michael の決断に深い傷を負う家族/同胞(=family)の悲哀も悉く重い。Michael の冷徹さばかりが際立ち、それとは逆に Vito の器の大きさや温かさが family の心の支えに なっているのが何とも歯痒く切ない。
劇場で観るのが2回目、自宅で観た回数は数知れないが、観る度に傑作の名に恥じない(恥じる訳がない)奥深さを味わい、理解を深める悦びに悶える。
やはり劇場で観るのは良い。映画の醍醐味を痛感させてくれる その輝きは、永遠に翳る事はない。
part1を必ず見るべき
他の映画の場合別に前作を見なくても楽しめるかもしれないが
ゴッドファーザーはpart1を見ないと、この面白さが分からない
それどころか意味不明であろう。
アメリカの社会を牛耳るマフィアの姿を描いた傑作
前作同様に素晴らしい脚本、演出、役者の演技であるが
part2は、よりバイオレンスであり、悲しみが強く表現される
またヴィトーの若かりし頃の描写は英雄的であり痛快
二つの異なる時代が交差しながら展開されるのも効果的だ
まさしく監督の意図したとおりの効果が現れている
part1同様に象徴的に扱われる「扉を使うシーン」も注目である
非常に長い映画であるが、まったく飽きずに見ることが出来る
本当に素晴らしい映画
part3も面白いが、part2を見てからしばらく経ってから見たほうが
面白いかも知れない
前作が凄すぎてかわいそうな次作の代表
"映像"が語る迫力
前作よりもイタリア系移民とアメリカ社会、ファミリーとしての人間関係など自身のアイデンティティーを色濃く反映させていてより自由に制作をしていることが伺える。
2人のドン・コルレオーネを交錯させながら描くことによってファミリーの内面に深く入り込み、その時代背景も関係させつつ光に充ちていた過去とゴッドファーザーの偉大さ、ファミリーのドンとしての困難に直面するマイケルの悲劇性を対象的に打ち出すことに成功している。
前作と同様にファミリーという1つのアイデンティティーを重厚に映し出す大河劇ではあるが、その人間それぞれの内面に向けられた眼差しは前作を凌ぐ。
また、 天才デ・ニーロは、この若さでハリウッドの頂点に上り詰めたのも納得の演技で彼自身のキャリアでもトップに輝く好演である。
この作品は俳優や風景によって"映像が語る"作品であり、まさに"映画"である。
前作と続いて映画史上でお手本にされるべき本当の映画だ。
雰囲気が物をいう
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