「コミュニティという檻」ゴッドファーザー トーリャさんの映画レビュー(感想・評価)
コミュニティという檻
今更ながら初めての鑑賞です。
語り尽くされし名作なので今更何を読み解くでもないでしょう。劇中のとおりならマフィア家業は、命懸け制限なしの便利屋のようなもので、割りに合わない生業ですね。
閉じられたコミュニティでは、より"内向き"に、より"過激"に、事態が収束することが多いものですが。イタリア移民というコミュニティの檻の中、異国の地で同郷どうしで喰らいあってしまうのは物悲しいですね。
檻から出られない限り、移民はどこまでいっても移民であり、移民の中にあっては余所者はいつまでも余所者であるという、悲しい対比も考えさせられました。
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