「醜悪イメージが残る映画だった…」コックと泥棒、その妻と愛人 たいちぃさんの映画レビュー(感想・評価)
醜悪イメージが残る映画だった…
スタイリッシュな色の使い方な空間の描かれ方は素敵なのだが、なんともグロテスクで観たあとは醜悪イメージが残る映画だった。
この映画、公開年(1990年)のキネマ旬報ベストテン(外国映画)入りしたが、何故かこれまで未見だったが、「死ぬまでに観たい映画1001本」にも選ばれているので、ようやく観た。
でも、観なきゃ良かった…(笑)
序盤は、赤いライトで照らされた高級レストランの広い空間、そしてオーナーの妻がトイレに入って行くと白いドレスに変わって白いっぱいのトイレの空間とマッチした描き方が面白いと思った。
そして、レストラン・オーナーの妻(ヘレン・ミレン)が、夫の眼を盗んで、やはりレストランに来ている読書男との不倫にふけるあたりは「激しい性格の夫に見つからないかな?」と少しドキドキする展開も、なかなか楽しい。
しかし、終盤の展開は、自分が嫌いな流れになっていくので、全体的にイメージ悪し…。
好みの問題もあると思うが、自分には合わない映画だった。
なお、ヘレン・ミレンはフルヌードも披露して頑張っていたが、歳をとってからのヘレン・ミレンの方が良い感じがした。
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