「最後のもうひとひねりが無かったことは驚き」コックと泥棒、その妻と愛人 きりんさんの映画レビュー(感想・評価)
最後のもうひとひねりが無かったことは驚き
衣装はゴルチエ。
大騒ぎで食べては便所
大騒ぎで食べては便所
「ここは豚小屋だ!」と叫ぶレストランのオーナーにして夫。
食欲と性欲と暴力だけの“豚小屋”が、実は人間のありのままの姿なのだと思い至ります。
混沌と悪臭の画面をかろうじて保たせるのはひしめく登場人物たちのまとうゴルチエの迫力。
ストーリーはB級。
最後には労働者階級が勝利するというあり得ないほど単純なフランス革命へのオマージュ。
しかし
ヘレン・ミレンはヘアヌードへっちゃらだし、
エキセントリック、ここに極まれれりだな。
実験劇場です、やれやれ。
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