「ゴダールから訣別したい」ゴダールの決別 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ゴダールから訣別したい
小説の一節から言葉を選ぶように哲学をセリフとしているような演出と、それぞれ登場人物たちの会話が成り立っているのかすら理解不能、合間に挟まれる語りが被さり、映画としての物語が破綻している映画としての芸術??
無愛想な男たち、物語に関係がないような女性たち、そんな女性たちを描くゴダール、一人ひとりが魅力的に映る、女性を描く手腕に長けたゴダールと観る人を選ぶかのようなゴダール。
ゴダールの世界観に浸れる丁度良い上映時間でありながらも、理解する事が困難でもある時間を過ごす感覚。
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