「神格化されたベティ・デイヴィスの瞳」黒蘭の女 sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
神格化されたベティ・デイヴィスの瞳
ベティ・デイヴィスの演技にはいつも引き込まれる。今回もわがままで自己主張の強い南部の令嬢を渾身の熱演。アカデミー賞受賞も納得。
針のむしろの中赤いドレスで踊るダンスシーン、プレストンの奥さんを唐突に紹介された時の凍りつくような緊張感、夕食会でバックをたきつける露悪的な態度、デイヴィスから片時も目が離せない。
1850年代の時代描写も興味深い。開戦前の南部と北部の対立や当時まだ「決闘」をやっていたとか。黄熱病対策て号砲を鳴らすのも興味深い。
オリー・ケリーの衣装デザインも素晴らしいし、乗馬服などデイヴィスが着ると更に画面映えするのである。
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