劇場公開日 1952年10月9日

「終わり方が良い」生きる(1952) クネーゴさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 終わり方が良い

2025年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 葬儀での談義を使って主人公の最後の数か月を描写するシーンが素晴らしいし、その後の役場での様子を描写したエンディングが非常に良い。

 がしかし途中で展開が遅く感じて二回イライラした。
 一つめは、小説家に連れ回されて夜の繁華街を動き回るシーンで、これが無駄に長い。
 二つめは、親子以上に年の離れた女性を追い回すシーンが長すぎる上に、性的な描写は無いものの(そもそも性的な対象として追い回しているのではない)初老男が若い女性に接近する様は見ていて少々不快である。

 セリフは非常に聞き取りにくいです。志村僑さんが掠れ声で病人を演じているうえにフィルムが古くて音声劣化激しいので、主人公のセリフが実に聞き取りにくい。

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クネーゴ
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