劇場公開日 1985年12月14日

「コクーン ( 繭 )」コクーン みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5コクーン ( 繭 )

2016年2月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

『E.T.』系の老いも若きもそろって楽しめるSFファンタジーでありながら、現代の高齢化社会問題も見据えた内容になっている。
アトランティス大陸の沈没と共に、故郷の惑星に帰れなかった仲間の眠るコクーン(タイムカプセルのようなポッド)を引き揚げにくる人間の姿に偽装した宇宙人たちが、最初から人類に友好的である点や、コクーンが有害な放射能物質を撒き散らしていない点に、当時のアメリカ人の楽観主義みたいなものを垣間見ることが出来る。
これがもし怪しげなアラブ系の男女なら宇宙人が正体を明かす以前に、町中がテロリスト騒ぎで大パニックになるかも。
ストーリー全体にヒューマニズムが溢れているのは、やはり監督が良識派のR・ハワードだからなんでしょうかね。

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みつまる。