ゴールデンボーイ(1998)のレビュー・感想・評価
全15件を表示
【”極悪なる魂の継承。”今作は元ナチス高官の老人との交流により人を殺す事に興味を持った成績優秀な高校男子の心に狂気が宿る様を名匠ブライアン・シンガーが描いたサスペンススリラーなのである。】
■ロサンゼルスに暮らす成績優秀な高校生・トッド・ボウデン(ブラッド・レンフロー::若くして薬物中毒になり早逝)は、ナチスによるホロコーストの研究を続けていた。
ある日、近所に住む老人アーサー・デンカーがかつてナチスドイツの高官の戦争犯罪人・クルト・ドゥサンダー(イアン・マッケラン)だということを知ってしまう。
トッド・ボウデンは、それを知りながら、老人を脅し彼がナチスドイツに行った非道なる行為の数々を聞き、目を輝かせていくのであった・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・今作のスティーブン・キングによる短編原作は、学生時代に読んだ記憶がある。非常に恐ろしくも引き込まれたモノである。
今作が、イヤミスどころではなく恐ろしいのは、成績優秀な高校生・トッド・ボウデンが成績優秀でありながら、ナチスの行った行為に興味を持ち、実際の高官に遭った事で、その狂気性を開花させていく様の描写である。
・トッド・ボウデンは、あろうことかクルト・ドゥサンダーと取引し、彼の行った行為を好奇心いっぱいの表情で聞いているのである。
だが、その為に学校の成績は急降下し、指導カウンセラーのエド・フレンチ(デヴィッド・シュワイマー)に呼び出されるが、そこに現れたクルト・ドゥサンダーは、彼の祖父と偽り彼を自分の家で勉強させると言い、救うのである。
今作ではトッド・ボウデンとクルト・ドゥサンダーの駆け引きも、妙味である。
・だが、浮浪者の男がクルト・ドゥサンダーにまとわりついた事で、彼は狂気性を発揮し男を地下室に閉じこめ、トッド・ボウデンを呼び出し彼に”人を殺す気分”を味わわせるために、その男をスコップで撲殺させるのである。が、クルト・ドゥサンダーも心臓発作で病院に担ぎ込まれるのである。
だが、彼の病床の隣の病床に居た男は、且つて妻子をクルト・ドゥサンダーに殺されたにベンジャミン・クレイマーであり、彼の通報でモサド、FBI捜査官がクルト・ドゥサンダーが現れるが、クルト・ドゥサンダーは隠し持っていた毒薬で命を絶つのである。そして、クルト・ドゥサンダーの地下室から浮浪者の男の撲殺死体が発見されるのである。
・一方、高校を首席で卒業したトッド・ボウデンだが、クルト・ドゥサンダーとの関係をFBI捜査官に問われるも、笑顔でシラを切り、一方指導カウンセラーのエド・フレンチはクルト・ドゥサンダーとトッド・ボウデンとの関係を怪しむのだが、トッド・ボウデンは逆に彼に同性愛者という噂を言いふらし、人生を台無しにするぞと脅して、追い返すのである。
<今作は、元ナチス高官の老人との交流により人を殺す事に興味を持った成績優秀な高校男子の心が狂気性を帯びていく様を名匠ブライアン・シンガーが描いた作品なのである。>
米国の少年の学生がナチスドイツに興味をもち、図書館でそのナチスドイ...
米国の少年の学生がナチスドイツに興味をもち、図書館でそのナチスドイツの資料を調べたりしてたが、年老いた老人をその公共交通機関のその車輌内で見かけ、その老人がその図書館のナチスドイツのその資料の写真にあったそのナチスドイツ親衛隊員のようで、それをその老人に直に追及したら事実で、つまり名を変えて米国に不法入国して隠れて暮らす真正の元ナチスドイツ親衛隊員で、その少年に脅されてその老人がナチスドイツの制服を着て、敬礼や行進をその少年の目の前でさせられますが、それをその家の庭にいてずっと覗いていた第三者のそのホームレスがその家の中で二人がしてたことをそれをばらすとその二人を脅しますが、そのホームレスとその二人が揉み合いになって、そのホームレスが階段から転げ落ちて死亡し、警察も来てその老人も病院に入院するが、その病室の相部屋の隣の患者がアウシュビッツ収容所体験者のユダヤ人のようで、その老人の顔を覗き込み、震えてその病室を出て行き、そのユダヤ人が米国の警察も信用してないとしたらユダヤ人団体に通報と思うが、その老人も自ら点滴を外し自死を
強かなR15のサスペンスだけど監督と俳優がねぇ
YAHOOニュースを流して読んでたら何やら怪しげな映画のタイトルを目にした👀
スティーブン・キング原作の映画だと知り興味が湧いたので帰宅後に早速、U-NEXTにて検索🔍
マ王、週末の夜に「ゴールデンボーイ」を観た😁
いや待て1998年の映画なのかよ💦
と思いつつ観てみたんだが古さは何処にも感じなかった(イアン・マッケランが既に老人顔だったからなのか)
若き日のブラッド・レンフロがとても怖い役をこなしてるので見応えはありました(とは言ってもイアン・マッケランの怖さには敵わないが)
またブラッド・レンフロって案外格好良いんだよ(とは言ってもマ王の美しさには敵わないが)
ホロコーストを題材にした映画にしてはR15感が極めて乏しいので文句はソコくらい🥸
内容は後半に向けて加速するサスペンスだったので面白かったよん🤗
PG12やR15レベルの恐怖系が苦手な人でも安心して鑑賞出来るでしょう(断定はしない)
さてタイトルの件だが、俳優イアン・マッケランは自身がゲイであるのをカミングアウトしている。
そのイアン・マッケランと親交が深いのが監督のブライアン・シンガーなのよ。
「X-メン」「X-MEN2」「X-MEN:ファースト・ジェネレーション」「X-MEN:フューチャー&パスト」「X-MEN:アポカリプス」で敵役マグニートと監督という形で繋がってるんだけど、まさか「ゴールデンボーイ」がスタートだったとは知らなんだ。
で、マ王は勝手に2人は懇ろな仲だと思っている。
だってブライアン・シンガーって「ボヘミアン・ラプソディ」の監督でもあるワケで、クイーンのヴォーカルであるフレディー・マーキュリーの半生を描いてるでしょ。
マ王てっきり、ブライアン・シンガー監督と俳優イアン・マッケランと映画「ボヘミアン・ラプソディ」のスリーカードの役だと思ってたんだけど、本作も揃うとあら不思議のフォーカードに化けてしまって、もう「いや、そんな下心は無いよ」なんて言っても信じられん。
マ王はLGBTQとかの偏見は一切無いのよ😐
マ王の友達にもバイセクシャルがいるし昔の彼女の友達にもレズビアンがいたしマ王の自営業時代にもバイトにトランスジェンダーがいたし🤔
ちゃんと友人として付き合える✨
でもマ王は友人としてなら大丈夫だけど男から「恋人になってくれ」と言われたら断固NOと言います✋
無理なもんは無理なんよ😫
映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
R15系恐怖度☆☆☆☆☆
けどラストは秀逸度★★★★☆
出会うべきではなかった2人
全く事前情報なしで鑑賞しました
「ゴールデン・ボーイ」という邦題でキラキラした青春ストーリーかと思っていたらこんなストーリーだったとは
原題は「優等生」だそうで、そっちの方がピッタリ
その優等生の主人公トッドが元ナチスの老人と出会い、そこから2人の狂気が始まっていくのがとてもゾワゾワさせてくれました
トッドがドゥサンダーが封印していた狂気を思い出させ、トッドは狂気に目覚めていく、ストーリーが進むにつれてだんだん緊迫感がすごくなっていきました
トッドがドゥサンダーにナチスの軍服を着させたシーンはこわすぎました
イアン・マッケラン演じるドゥサンダーには気持ち悪ささえ感じるし、ブラッド・エンフロ演じるトッドは最初とラストでは全然違う狂気のある表情を見せ、その2人の演技はホント素晴らしかったと思います
とても観応えのある作品でした
狂気に満ちた少年
永久保存版🙆♂️
原作を読んでからリピート。 原作だとトッドはもっと幼いイメージなん...
秀作
原作を読んでからリピート。 原作だとトッドはもっと幼いイメージなん...
終盤の追い込み
邪悪の継承
勝手にキング原作映画特集その11。
今回は秀作スリラー『ゴールデンボーイ』を紹介。
主人公トッドは成績優秀、容姿端麗、おまけに
文武両道という前途洋々たるハイスペック高校生。
ひょんな事から彼は、近所に住むある老人が、身分を偽って
ひっそりと暮らす元ナチス・ドイツ将校であること気付く。
トッドは「世間に正体を公表する」と老人を脅迫。そして、
秘密を守る事と引き換えにひとつの要求を取り付けた。
「あんたの知ってる、ぞくぞくする話を全部聴かせてほしい」
老人が語る恐ろしい行為の数々に魅せられていくトッド。
老人もまた、久しく忘れていた残忍な心を次第に取り戻し……
...
監督は『ユージュアル・サスペクツ』のB・シンガー。
ユダヤ人である彼は『ワルキューレ』『X-MEN』
でもナチ絡みの題材を扱っている。
また興味深い事に『X-MEN』でユダヤ人を演じた
I・マッケランが、本作では元ナチ将校を演じている。
最初は弱々しかった老人が、少しずつ
力強さと邪悪さを取り戻してゆく演技は戦慄必至。
軍服を着て足踏みするシーンなんて今思い返してもゾッとする。
また、トッドを演じたB・レンフロは、
端正な顔立ちも含めてドンピシャの配役。
流石にマッケランと演技を比べるのは酷だが、
思春期ならではの残酷さ、傲慢さがリアルだ。
聞くもおぞましい話に目を輝かせながら耳を傾ける
残忍さと、成績が悪化して両親に叱られる事を
死ぬほど恐れる無邪気さのアンバランス。
日本でも人気のあった彼が既に故人なのは本当に悲しい……。
...
思うに、人はもともと残忍さを有している生物だ。
善悪の判断がつかない子供は尚更のこと。
あなたのクラスにはいなかったろうか? 蝿の羽根を
むしったり、レンズで蟻を炙って遊ぶ同級生が?
倫理観を教え込まれない内は、猫が獲物を執拗に
なぶるのと同様、あれが残虐な行為だとは考えない。
いやむしろそれを承知で楽しんでいる節さえある。
恐ろしい話、残虐な行為には魅惑的な側面もあるのだ。
本作はそんな、人間の邪悪で後ろめたい部分を描いた物語。
ちなみに本作、原作とは結末がかなり異なる。
好みはあると思うが、僕は映画の結末の方が好き。
ある人物の残虐性が爆発する原作ラストも怖いが、
本作の不気味なラストはより後を引く。
なお、原題『Apt Pupil』は『優等生』
の意だが、『優秀な弟子』とも訳せる。
それを踏まえると、原題の不気味さも
幾らか増すと思うのだが、如何だろうか。
<了> ※2013.09初投稿
全15件を表示