「疑惑は」ゴールデンボーイ(1998) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
疑惑は
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誕生日にナチス親衛隊の制服をプレゼントするという不気味な展開。ドゥサンダーの闇の心に火が付き、猫をオーブンに入れて殺そうとするなど残虐な心が蘇ってきた。興味本位に残酷な話にのめり込んでいったトッドはそのため不眠となり、学校では居眠り、成績もがた落ちとなる始末。
最初は「指紋も採取したし、写真も撮った」と圧倒的優位に立っていた優等生トッドだが、数か月話を聞くうちに立場が逆転。さらに、ホームレスの男が秘密を握り、ドゥサンダーを脅迫したため、正当防衛で殺してしまうという事態に発展する。それどころか、映画のストーリーも途中から意味が変わってきてるような気がする。
進路相談員エドとの関わりも、結局は少年愛をほのめかす内容となっており、卒業後にナチとの関係を問い詰められるもその点で押し切った優等生。同時進行的に入院中のドゥサンダーに対する取り調べが行われようとしていたが、アメリカ人として死にたかったドゥサンダーはチューブを外して自殺してしまう。
ブライアン・シンガー監督がユダヤ人であり、ゲイであることも明かしているので、主張したいこともわかるのだが、『ボヘミアン・ラプソディ』降板後に性的暴行疑惑が浮上したが、この映画を見る限りは、それはなかったことだと信じたくなってくる。
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